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*フルクトース(fructose) [#k694f42d] [[単糖類]]([[ヘキソース]])のひとつ。[[スクロース]]と同じくヒトが最も[[甘味]]を強く感じる[[糖類]]。[[果実]]や[[蜂蜜]]に含まれる無色の結晶。[[果糖]]とも呼ばれる。 [[グルコース]]の[[異性体]]。[[フルクトース]]は[[六員環]]構造、鎖状構造、[[五員環]]構造を取りうる。 #ref(fructose.png, フルクトースの化学構造(六員環構造、鎖状構造、五員環構造)); [[フルクトース]]は[[甘味]]の感じ方に温度[[依存性]]があり、温度が低いほど強く甘みを感じる。60℃よりも30℃、30℃よりも5℃で強く甘みを感じることが報告されている。((大阪教育大学 砂糖の性質 — 食教育情報WEB: http://lfs.ict.osaka-kyoiku.ac.jp/Plone/8abf7406306e79d15b66/78027cd6306e60278cea))((スクロース、フルクトース、グルコース水溶液における旋光度と甘味の関連性: https://www.jstage.jst.go.jp/article/ajscs/20/0/20_0_144/_article/-char/ja/)) [[小腸上皮細胞]]において、[[GLUT5]]によって特異的に[[受動輸送]]で取り込まれる。[[フルクトース]]が吸収される早さは[[グルコース]]の0.43倍。((ユーカリ(Eucalyptus globulus)葉抽出物の生理機能と含有成分に関する研究 杉本圭一郎: http://www.osakafu-u.ac.jp/osakafu-content/uploads/sites/428/k1269.pdf))((西東社 カラー図解 栄養学の基本がわかる事典 川島由起子(2013/4/4): https://amzn.to/2tzGwYt)) [[フルクトース]]は[[水]]溶液中では鎖状構造を取り、[[ケトン基]]の部分(-C=O-CH_{2}OH)が[[分子]]内置換反応で[[アルデヒド基]](-C=O-CHO)に変化し、その部分が[[酸化]]されやすくなるため[[還元]]性を示す。((糖類の性質(還元性): http://w3a.suma.kobe-wu.ac.jp/iwamoto/chem/chem/chem1-1.pdf)) [[異性化液糖]]のように、[[グルコース]]の[[異性化]]によっても生成される。 **フルクトースの[[代謝]] [#n6958270] [[フルクトース]]は[[グルコース]]に比べて[[脂質]]の合成に利用されやすい。((ユーカリ(Eucalyptus globulus)葉抽出物の生理機能と含有成分に関する研究 杉本圭一郎)) [[筋肉]]においては[[ヘキソキナーゼ]]に[[触媒]]され[[フルクトース-6-リン酸]]に、[[肝臓]]においては[[フルクトキナーゼ]]に[[触媒]]され[[フルクトース-1-リン酸]]を経て[[グリセルアルデヒド]]に[[代謝]]され、どちらも[[解糖系]]で使用される。((福岡大学 理学部化学科 機能生化研究室 第8章 代謝概論 講義用補助資料: http://www.sc.fukuoka-u.ac.jp/~bc1/Biochem/pdf/bcC_8-9.pdf)) 過剰に取り込まれた[[フルクトース]]は[[肝臓]]で[[脂肪]]([[トリグリセリド]])に変換され蓄積する。((哺乳類フルクトース輸送体GLUT5の構造と分子機構 京都大学大学院医学研究科 野村紀通 岩田想: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcrsj/58/3/58_133/_pdf))
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*フルクトース(fructose) [#k694f42d] [[単糖類]]([[ヘキソース]])のひとつ。[[スクロース]]と同じくヒトが最も[[甘味]]を強く感じる[[糖類]]。[[果実]]や[[蜂蜜]]に含まれる無色の結晶。[[果糖]]とも呼ばれる。 [[グルコース]]の[[異性体]]。[[フルクトース]]は[[六員環]]構造、鎖状構造、[[五員環]]構造を取りうる。 #ref(fructose.png, フルクトースの化学構造(六員環構造、鎖状構造、五員環構造)); [[フルクトース]]は[[甘味]]の感じ方に温度[[依存性]]があり、温度が低いほど強く甘みを感じる。60℃よりも30℃、30℃よりも5℃で強く甘みを感じることが報告されている。((大阪教育大学 砂糖の性質 — 食教育情報WEB: http://lfs.ict.osaka-kyoiku.ac.jp/Plone/8abf7406306e79d15b66/78027cd6306e60278cea))((スクロース、フルクトース、グルコース水溶液における旋光度と甘味の関連性: https://www.jstage.jst.go.jp/article/ajscs/20/0/20_0_144/_article/-char/ja/)) [[小腸上皮細胞]]において、[[GLUT5]]によって特異的に[[受動輸送]]で取り込まれる。[[フルクトース]]が吸収される早さは[[グルコース]]の0.43倍。((ユーカリ(Eucalyptus globulus)葉抽出物の生理機能と含有成分に関する研究 杉本圭一郎: http://www.osakafu-u.ac.jp/osakafu-content/uploads/sites/428/k1269.pdf))((西東社 カラー図解 栄養学の基本がわかる事典 川島由起子(2013/4/4): https://amzn.to/2tzGwYt)) [[フルクトース]]は[[水]]溶液中では鎖状構造を取り、[[ケトン基]]の部分(-C=O-CH_{2}OH)が[[分子]]内置換反応で[[アルデヒド基]](-C=O-CHO)に変化し、その部分が[[酸化]]されやすくなるため[[還元]]性を示す。((糖類の性質(還元性): http://w3a.suma.kobe-wu.ac.jp/iwamoto/chem/chem/chem1-1.pdf)) [[異性化液糖]]のように、[[グルコース]]の[[異性化]]によっても生成される。 **フルクトースの[[代謝]] [#n6958270] [[フルクトース]]は[[グルコース]]に比べて[[脂質]]の合成に利用されやすい。((ユーカリ(Eucalyptus globulus)葉抽出物の生理機能と含有成分に関する研究 杉本圭一郎)) [[筋肉]]においては[[ヘキソキナーゼ]]に[[触媒]]され[[フルクトース-6-リン酸]]に、[[肝臓]]においては[[フルクトキナーゼ]]に[[触媒]]され[[フルクトース-1-リン酸]]を経て[[グリセルアルデヒド]]に[[代謝]]され、どちらも[[解糖系]]で使用される。((福岡大学 理学部化学科 機能生化研究室 第8章 代謝概論 講義用補助資料: http://www.sc.fukuoka-u.ac.jp/~bc1/Biochem/pdf/bcC_8-9.pdf)) 過剰に取り込まれた[[フルクトース]]は[[肝臓]]で[[脂肪]]([[トリグリセリド]])に変換され蓄積する。((哺乳類フルクトース輸送体GLUT5の構造と分子機構 京都大学大学院医学研究科 野村紀通 岩田想: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcrsj/58/3/58_133/_pdf))
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