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*プロピオニバクテリウム・アクネス&size(16){(Propionibacterium acnes)}; [#pd78380d] [[皮膚]]の[[常在菌]]のひとつ。[[プロピオニバクテリウム]]属の[[嫌気性]][[グラム陽性菌]]。[[アクネ菌]]や[[アクネ桿菌]]、[[キューティバクテリウム・アクネス]]とも。((NBRCニュース 第48号 | バイオテクノロジー | 製品評価技術基盤機構: https://www.nite.go.jp/nbrc/cultures/others/nbrcnews/news_vol48.html)) [[毛穴]]や[[皮脂腺]]に存在し、[[皮脂]]を[[リパーゼ]]によって[[加水分解]]して[[プロピオン酸]]や[[脂肪酸]]を作り出すことで[[皮膚]]表面を[[弱酸]]性に保ち、付着する[[病原菌]]の増殖を抑える。また、[[紫外線]]などの[[酸化ストレス]]による[[皮膚]]の[[細胞]]の損傷を抑える働きのある[[抗酸化酵素]]を[[分泌]]することが報告されている。((皮膚の常在細菌について | 東京医療保健大学: http://www.thcu.ac.jp/research/column/detail.html?id=110))((日本香粧品学会誌 マイクロバイオームとニキビ 冨田秀太: https://www.jstage.jst.go.jp/article/koshohin/40/2/40_97/_pdf)) 健康な[[肌]]における[[リボタイプ]]の[[アクネ菌]]は[[宿主]]の[[生体]]防御系を活性化することにより[[黄色ブドウ球菌]]への抵抗性を向上させることが報告されている。((“飲まないプロバイオティクス”へ向けて にきびのない肌で検出されることが多いアクネ菌株は黄色ブドウ球菌に対する生体防御機能を向上させることを発見 - 国立大学法人 岡山大学: https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id893.html)) しかし、[[皮脂]]の[[分泌]]量が増えたり何かの異常で[[毛穴]]をふさいだりすると[[アクネ菌]]が過剰に増殖して[[炎症]]を引き起こし、[[にきび]]([[尋常性痤瘡]])となる。 >好[[脂]]性の[[アクネ菌]]は、詰まった[[毛穴]]の中で[[皮脂]]を栄養として過剰に増殖し、[[脂肪]]分解[[酵素]]の[[リパーゼ]]や[[好中球]]走化因子などを産生する。[[細菌]]性[[リパーゼ]]が[[皮脂]]を分解して産生した[[遊離脂肪酸]]([[FFA]])が、さらに[[過酸化脂質]]へと[[酸化]]され[[炎症]]が誘発されると[[毛包]]壁が刺激され[[丘疹]]が出現する。また、[[好中球]]走化因子により集積した[[好中球]]から[[活性酸素種]]が放出されると[[炎症]]が惹起される。((福岡大学機関リポジトリ 十味敗毒湯の尋常性痤瘡改善作用とその作用機序に関する研究: https://fukuoka-u.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=4168&item_no=1&page_id=13&block_id=39)) [[マクロファージ]]の[[Toll様受容体]]([[TLR2]])に直接作用して[[炎症性サイトカイン]]を産生させることが報告されている。 &tag(皮膚,常在菌,にきび,皮脂,細菌,脂質,毛穴);
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*プロピオニバクテリウム・アクネス&size(16){(Propionibacterium acnes)}; [#pd78380d] [[皮膚]]の[[常在菌]]のひとつ。[[プロピオニバクテリウム]]属の[[嫌気性]][[グラム陽性菌]]。[[アクネ菌]]や[[アクネ桿菌]]、[[キューティバクテリウム・アクネス]]とも。((NBRCニュース 第48号 | バイオテクノロジー | 製品評価技術基盤機構: https://www.nite.go.jp/nbrc/cultures/others/nbrcnews/news_vol48.html)) [[毛穴]]や[[皮脂腺]]に存在し、[[皮脂]]を[[リパーゼ]]によって[[加水分解]]して[[プロピオン酸]]や[[脂肪酸]]を作り出すことで[[皮膚]]表面を[[弱酸]]性に保ち、付着する[[病原菌]]の増殖を抑える。また、[[紫外線]]などの[[酸化ストレス]]による[[皮膚]]の[[細胞]]の損傷を抑える働きのある[[抗酸化酵素]]を[[分泌]]することが報告されている。((皮膚の常在細菌について | 東京医療保健大学: http://www.thcu.ac.jp/research/column/detail.html?id=110))((日本香粧品学会誌 マイクロバイオームとニキビ 冨田秀太: https://www.jstage.jst.go.jp/article/koshohin/40/2/40_97/_pdf)) 健康な[[肌]]における[[リボタイプ]]の[[アクネ菌]]は[[宿主]]の[[生体]]防御系を活性化することにより[[黄色ブドウ球菌]]への抵抗性を向上させることが報告されている。((“飲まないプロバイオティクス”へ向けて にきびのない肌で検出されることが多いアクネ菌株は黄色ブドウ球菌に対する生体防御機能を向上させることを発見 - 国立大学法人 岡山大学: https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id893.html)) しかし、[[皮脂]]の[[分泌]]量が増えたり何かの異常で[[毛穴]]をふさいだりすると[[アクネ菌]]が過剰に増殖して[[炎症]]を引き起こし、[[にきび]]([[尋常性痤瘡]])となる。 >好[[脂]]性の[[アクネ菌]]は、詰まった[[毛穴]]の中で[[皮脂]]を栄養として過剰に増殖し、[[脂肪]]分解[[酵素]]の[[リパーゼ]]や[[好中球]]走化因子などを産生する。[[細菌]]性[[リパーゼ]]が[[皮脂]]を分解して産生した[[遊離脂肪酸]]([[FFA]])が、さらに[[過酸化脂質]]へと[[酸化]]され[[炎症]]が誘発されると[[毛包]]壁が刺激され[[丘疹]]が出現する。また、[[好中球]]走化因子により集積した[[好中球]]から[[活性酸素種]]が放出されると[[炎症]]が惹起される。((福岡大学機関リポジトリ 十味敗毒湯の尋常性痤瘡改善作用とその作用機序に関する研究: https://fukuoka-u.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=4168&item_no=1&page_id=13&block_id=39)) [[マクロファージ]]の[[Toll様受容体]]([[TLR2]])に直接作用して[[炎症性サイトカイン]]を産生させることが報告されている。 &tag(皮膚,常在菌,にきび,皮脂,細菌,脂質,毛穴);
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