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*ワールブルク効果(Warburg effect) [#u0d8f79f] [[がん細胞]]が環境の条件にかかわらず、[[解糖系]]でエネルギーを生成すること。[[がん細胞]]の中期から後期に見られる[[解糖系]]の亢進。[[がん]]発生の初期段階でも確認されている。((がんの超初期段階で生じる代謝変化を世界で初めて解明: http://www.hokudai.ac.jp/news/170418_pr.pdf)) 1926年にドイツの生理学者のオットー・ワールブルク(Otto Heinrich Warburg)によって発見された。((がん細胞の悪性化をもたらす代謝制御メカニズムを発見 同化反応促進メカニズムから見える新たながんの治療戦略 | 東京大学: http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_240710_j.html))((メタボロームが解き明かす生命のシステム Metabolomics --- A New Approach to Elucidating: http://gakkai.sfc.keio.ac.jp/journal_pdf/SFCJ15-1-04.pdf)) [[低酸素]]条件下で[[がん細胞]]が増殖するために必要な[[核酸]]や[[アミノ酸]]などを供給するために起こるとされる。((ガン細胞にみられる解糖系の亢進(Warburg効果)の発生機構の解明: http://www.idac.tohoku.ac.jp/idac2014_se/ja/joint/product/pdf_h27/26.pdf)) この現象が起こる詳しい理由は未だ不明とされる。 >正常[[細胞]]は[[酸化]]的[[リン酸化]]によってエネルギーを得ているのに対し、[[がん細胞]]は[[酸化]]的[[リン酸化]]ではなく[[好気的]][[解糖]]によってエネルギーを得ています。[[酸化]]的[[リン酸化]]と比較して[[グルコース]]から[[ATP]]を産出する能力が著しく低下するにも関わらず、[[がん細胞]]は[[好気的]][[解糖]]をひたすら行っているのです。この現象をワールブルグ効果(the Warburg effect)と呼びます。((がん研究 | 質量分析総合センター: http://www.med.kobe-u.ac.jp/icms/icms/research_cancer.html)) これによって大量の[[乳酸]]が体内に蓄積する。 >[[癌]][[細胞]]の特徴の1つは、[[好気的]]条件下でも増殖に必要な[[ATP]]をもっぱら[[解糖系]]で得ていることです(ワールブルグ〈Warburg〉効果)。そのため多量の[[乳酸]]が生じます。いわば[[癌]][[細胞]]は正常[[細胞]]が[[乳酸菌]]に化けたようなものです。((技術評論社 山中建生 知りたいサイエンス 地球とヒトと微生物 身近で知らない驚きの関係))
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*ワールブルク効果(Warburg effect) [#u0d8f79f] [[がん細胞]]が環境の条件にかかわらず、[[解糖系]]でエネルギーを生成すること。[[がん細胞]]の中期から後期に見られる[[解糖系]]の亢進。[[がん]]発生の初期段階でも確認されている。((がんの超初期段階で生じる代謝変化を世界で初めて解明: http://www.hokudai.ac.jp/news/170418_pr.pdf)) 1926年にドイツの生理学者のオットー・ワールブルク(Otto Heinrich Warburg)によって発見された。((がん細胞の悪性化をもたらす代謝制御メカニズムを発見 同化反応促進メカニズムから見える新たながんの治療戦略 | 東京大学: http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_240710_j.html))((メタボロームが解き明かす生命のシステム Metabolomics --- A New Approach to Elucidating: http://gakkai.sfc.keio.ac.jp/journal_pdf/SFCJ15-1-04.pdf)) [[低酸素]]条件下で[[がん細胞]]が増殖するために必要な[[核酸]]や[[アミノ酸]]などを供給するために起こるとされる。((ガン細胞にみられる解糖系の亢進(Warburg効果)の発生機構の解明: http://www.idac.tohoku.ac.jp/idac2014_se/ja/joint/product/pdf_h27/26.pdf)) この現象が起こる詳しい理由は未だ不明とされる。 >正常[[細胞]]は[[酸化]]的[[リン酸化]]によってエネルギーを得ているのに対し、[[がん細胞]]は[[酸化]]的[[リン酸化]]ではなく[[好気的]][[解糖]]によってエネルギーを得ています。[[酸化]]的[[リン酸化]]と比較して[[グルコース]]から[[ATP]]を産出する能力が著しく低下するにも関わらず、[[がん細胞]]は[[好気的]][[解糖]]をひたすら行っているのです。この現象をワールブルグ効果(the Warburg effect)と呼びます。((がん研究 | 質量分析総合センター: http://www.med.kobe-u.ac.jp/icms/icms/research_cancer.html)) これによって大量の[[乳酸]]が体内に蓄積する。 >[[癌]][[細胞]]の特徴の1つは、[[好気的]]条件下でも増殖に必要な[[ATP]]をもっぱら[[解糖系]]で得ていることです(ワールブルグ〈Warburg〉効果)。そのため多量の[[乳酸]]が生じます。いわば[[癌]][[細胞]]は正常[[細胞]]が[[乳酸菌]]に化けたようなものです。((技術評論社 山中建生 知りたいサイエンス 地球とヒトと微生物 身近で知らない驚きの関係))
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