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*中性脂肪(neutral lipid) [#l3a66cc3] 体内の[[血液]]中や[[内臓]]などに蓄えられる[[脂肪]]。「中性」は、[[脂肪酸]]が[[グリセリン]]と結びついた結果、[[中性]]となることに由来する。 [[化学]]的には[[グリセリン]]が持つ1〜3つの[[ヒドロキシ基]]に[[脂肪酸]]が結合したもの、すなわち[[アシルグリセロール]]([[モノアシルグリセロール]]、[[ジアシルグリセロール]]、[[トリアシルグリセロール]])のことを指すが、[[生体]]内の[[中性脂肪]]はほとんどが[[トリアシルグリセロール]]であるため、[[トリアシルグリセロール]]と同じ意味で使われることが多い。((信州大学 医学部 保険学科 脂質の構造: http://zen.shinshu-u.ac.jp/modules/0052003002/main/main.pdf))((脂肪の代謝とその調節 からだのエネルギーバランス 大学院生命理学研究科 教授 大隅隆: http://www.sci.u-hyogo.ac.jp/life/molbio/KOKAI.pdf)) >[[トリアシルグリセロール]]([[TAG]])は[[中性脂肪]]の主成分であり、その役割としては[[脂肪組織]]におけるエネルギー貯蔵[[分子]]としての役割が代表的である。… その他の[[中性脂肪]]である[[モノアシルグリセロール]]([[MAG]])、[[ジアシルグリセロール]]([[DAG]])は、[[TAG]]から[[脂肪酸]]の一部が失われたものであり、主に[[TAG]]合成の[[前駆体]]として機能する。それ以外にも、例えば[[ジアシルグリセロール]]については[[タンパク質リン酸化酵素]]([[キナーゼ]])と直接[[相互作用]]してその活性調節に関与するなど、シグナル伝達[[分子]]としての[[生理]]的役割も担っている。((トリアシルグリセロール合成に関与するアシル基転移酵素の研究 大阪市立大学大学院 工学研究科 平峯靖: https://dlisv03.media.osaka-cu.ac.jp/contents/osakacu/kiyo/111TD0000243.pdf)) [[トリアシルグリセロール]]は[[脂肪細胞特異的トリグリセリドリパーゼ]]([[ATGL]])、[[ジアシルグリセロール]]は[[ホルモン感受性リパーゼ]]([[HSL]])、[[モノアシルグリセロール]]は[[モノグリセリドリパーゼ]]([[MGL]])に[[触媒]]されることによって[[加水分解]]される。((4週間の高脂肪食摂取が、ラットの脂肪組織の脂肪分解関連酵素発現量に及ぼす影響: https://www.waseda.jp/tokorozawa/kg/doc/20_ronbun/2014/1K11C388.pdf)) 食事に含まれる[[脂肪]]が分解されて[[腸]]で吸収されると、[[腸]][[粘膜]][[皮]]上で再度[[中性脂肪]]に合成され、[[カイロミクロン]]として[[血液]]中に[[分泌]]される。((信州大学 医学部 保険学科 脂質の構造)) 食事によって摂取する[[脂肪]]のほとんどが[[中性脂肪]]であり、エネルギーとして使用されなかった分は[[内臓脂肪]]や[[皮下脂肪]]として体に蓄えられる。 **中性脂肪の基準値 [#j4f5ba7c] 30~149mg/dL が正常範囲。 [[中性脂肪]]の値が基準値以上に高くなると、[[動脈硬化]]が起こり、[[血管]]系の疾患([[高血圧]]や[[糖尿病]]、[[脳梗塞]]、[[心筋梗塞]]など)が発症しやすくなる。 **中性脂肪に関わる疾患((中性脂肪|血中脂質の検査|【よくわかる-健診・人間ドックガイド】: https://kenkousupport.kyoukaikenpo.or.jp/topics/kenshin/guide/index/02/04.html)) [#e5dfae5d] -[[高トリグリセライド血症]] -[[糖尿病]] -[[甲状腺機能低下症]] -[[膵炎]] -[[クッシング症候群]] &tag(脂質,脂肪);
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*中性脂肪(neutral lipid) [#l3a66cc3] 体内の[[血液]]中や[[内臓]]などに蓄えられる[[脂肪]]。「中性」は、[[脂肪酸]]が[[グリセリン]]と結びついた結果、[[中性]]となることに由来する。 [[化学]]的には[[グリセリン]]が持つ1〜3つの[[ヒドロキシ基]]に[[脂肪酸]]が結合したもの、すなわち[[アシルグリセロール]]([[モノアシルグリセロール]]、[[ジアシルグリセロール]]、[[トリアシルグリセロール]])のことを指すが、[[生体]]内の[[中性脂肪]]はほとんどが[[トリアシルグリセロール]]であるため、[[トリアシルグリセロール]]と同じ意味で使われることが多い。((信州大学 医学部 保険学科 脂質の構造: http://zen.shinshu-u.ac.jp/modules/0052003002/main/main.pdf))((脂肪の代謝とその調節 からだのエネルギーバランス 大学院生命理学研究科 教授 大隅隆: http://www.sci.u-hyogo.ac.jp/life/molbio/KOKAI.pdf)) >[[トリアシルグリセロール]]([[TAG]])は[[中性脂肪]]の主成分であり、その役割としては[[脂肪組織]]におけるエネルギー貯蔵[[分子]]としての役割が代表的である。… その他の[[中性脂肪]]である[[モノアシルグリセロール]]([[MAG]])、[[ジアシルグリセロール]]([[DAG]])は、[[TAG]]から[[脂肪酸]]の一部が失われたものであり、主に[[TAG]]合成の[[前駆体]]として機能する。それ以外にも、例えば[[ジアシルグリセロール]]については[[タンパク質リン酸化酵素]]([[キナーゼ]])と直接[[相互作用]]してその活性調節に関与するなど、シグナル伝達[[分子]]としての[[生理]]的役割も担っている。((トリアシルグリセロール合成に関与するアシル基転移酵素の研究 大阪市立大学大学院 工学研究科 平峯靖: https://dlisv03.media.osaka-cu.ac.jp/contents/osakacu/kiyo/111TD0000243.pdf)) [[トリアシルグリセロール]]は[[脂肪細胞特異的トリグリセリドリパーゼ]]([[ATGL]])、[[ジアシルグリセロール]]は[[ホルモン感受性リパーゼ]]([[HSL]])、[[モノアシルグリセロール]]は[[モノグリセリドリパーゼ]]([[MGL]])に[[触媒]]されることによって[[加水分解]]される。((4週間の高脂肪食摂取が、ラットの脂肪組織の脂肪分解関連酵素発現量に及ぼす影響: https://www.waseda.jp/tokorozawa/kg/doc/20_ronbun/2014/1K11C388.pdf)) 食事に含まれる[[脂肪]]が分解されて[[腸]]で吸収されると、[[腸]][[粘膜]][[皮]]上で再度[[中性脂肪]]に合成され、[[カイロミクロン]]として[[血液]]中に[[分泌]]される。((信州大学 医学部 保険学科 脂質の構造)) 食事によって摂取する[[脂肪]]のほとんどが[[中性脂肪]]であり、エネルギーとして使用されなかった分は[[内臓脂肪]]や[[皮下脂肪]]として体に蓄えられる。 **中性脂肪の基準値 [#j4f5ba7c] 30~149mg/dL が正常範囲。 [[中性脂肪]]の値が基準値以上に高くなると、[[動脈硬化]]が起こり、[[血管]]系の疾患([[高血圧]]や[[糖尿病]]、[[脳梗塞]]、[[心筋梗塞]]など)が発症しやすくなる。 **中性脂肪に関わる疾患((中性脂肪|血中脂質の検査|【よくわかる-健診・人間ドックガイド】: https://kenkousupport.kyoukaikenpo.or.jp/topics/kenshin/guide/index/02/04.html)) [#e5dfae5d] -[[高トリグリセライド血症]] -[[糖尿病]] -[[甲状腺機能低下症]] -[[膵炎]] -[[クッシング症候群]] &tag(脂質,脂肪);
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