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*交差反応(cross-reaction) [#y813c818] ある[[抗体]]が、その[[抗体]]の産生反応を引き起こした原因である[[抗原]]とは別の構造が似た[[抗原]]に結合すること。[[交叉反応]]とも。 [[抗原]]として認識されたある[[タンパク質]]によく似た構造を持つ別の[[タンパク質]]が体内に侵入すると、最初に作られた[[抗体]]とよく似た[[抗体]]が作られ、2つの[[抗体]]がどちらの[[タンパク質]]([[抗原]])にも同じように反応するようになる。これによって、[[アレルゲン]]に似た構造を持つ別の物質が[[アレルギー]]発症の原因となる。例えば、以下のような交差反応が知られている。((島根大学医学部 特殊型食物アレルギーの診療の手引き2015: http://www.med.shimane-u.ac.jp/dermatology/FAguideline2015.pdf))((西東社 カラー図解 栄養学の基本がわかる事典 川島由起子(2013/4/4): https://amzn.to/2tzGwYt)) -カバノキ科の[[花粉]]とバラ科の果物([[リンゴ]]、[[モモ]]、[[サクランボ]]など) -マメ科、イネ科の[[花粉]]とウリ科の果物([[メロン]]、[[スイカ]]など) -ヨモギの[[花粉]]とセリ科の野菜 [[感染]]した[[病原体]]がたまたま自己の成分と似た構造を持っていた場合、その[[病原体]]に対する[[抗体]]や[[キラーT細胞]]は自己の成分に対しても[[免疫]]反応を起こすことがあり、[[自己免疫疾患]]の原因となる。((京都大学数理解析研究所 - 講究録 Kôkyûroku - 自己免疫疾患モデル: http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~kyodo/kokyuroku/contents/pdf/1551-30.pdf)) >例えば,ウシの[[赤血球]]を[[抗原]]としてハツカネズミに[[注射]]すると,ハツカネズミはウシの[[赤血球]]を排除するため[[抗体]]産生反応を起こす。生産される多数の抗ウシ[[赤血球]][[抗体]][[分子]]はウシ[[赤血球]]に結合するという結合特異性を持つが,均一な[[抗体]][[分子]]集団を形成しているわけではない。通常,その中にはウマの[[赤血球]]に結合する[[抗体]][[分子]]やヤギの[[赤血球]]に結合する[[抗体]][[分子]]が含まれている。これらの抗ウシ[[赤血球]][[抗体]]が,それぞれ,ウマ[[赤血球]]あるいはヤギ[[赤血球]]に交差反応する[[抗体]][[分子]]である。((免疫系における交差反応と免疫記憶の仕組み 幼児期における言語習得との比較 細川友秀: http://lib1.kyokyo-u.ac.jp/kiyou/kiyoupdf/no113/bkue11310.pdf))
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*交差反応(cross-reaction) [#y813c818] ある[[抗体]]が、その[[抗体]]の産生反応を引き起こした原因である[[抗原]]とは別の構造が似た[[抗原]]に結合すること。[[交叉反応]]とも。 [[抗原]]として認識されたある[[タンパク質]]によく似た構造を持つ別の[[タンパク質]]が体内に侵入すると、最初に作られた[[抗体]]とよく似た[[抗体]]が作られ、2つの[[抗体]]がどちらの[[タンパク質]]([[抗原]])にも同じように反応するようになる。これによって、[[アレルゲン]]に似た構造を持つ別の物質が[[アレルギー]]発症の原因となる。例えば、以下のような交差反応が知られている。((島根大学医学部 特殊型食物アレルギーの診療の手引き2015: http://www.med.shimane-u.ac.jp/dermatology/FAguideline2015.pdf))((西東社 カラー図解 栄養学の基本がわかる事典 川島由起子(2013/4/4): https://amzn.to/2tzGwYt)) -カバノキ科の[[花粉]]とバラ科の果物([[リンゴ]]、[[モモ]]、[[サクランボ]]など) -マメ科、イネ科の[[花粉]]とウリ科の果物([[メロン]]、[[スイカ]]など) -ヨモギの[[花粉]]とセリ科の野菜 [[感染]]した[[病原体]]がたまたま自己の成分と似た構造を持っていた場合、その[[病原体]]に対する[[抗体]]や[[キラーT細胞]]は自己の成分に対しても[[免疫]]反応を起こすことがあり、[[自己免疫疾患]]の原因となる。((京都大学数理解析研究所 - 講究録 Kôkyûroku - 自己免疫疾患モデル: http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~kyodo/kokyuroku/contents/pdf/1551-30.pdf)) >例えば,ウシの[[赤血球]]を[[抗原]]としてハツカネズミに[[注射]]すると,ハツカネズミはウシの[[赤血球]]を排除するため[[抗体]]産生反応を起こす。生産される多数の抗ウシ[[赤血球]][[抗体]][[分子]]はウシ[[赤血球]]に結合するという結合特異性を持つが,均一な[[抗体]][[分子]]集団を形成しているわけではない。通常,その中にはウマの[[赤血球]]に結合する[[抗体]][[分子]]やヤギの[[赤血球]]に結合する[[抗体]][[分子]]が含まれている。これらの抗ウシ[[赤血球]][[抗体]]が,それぞれ,ウマ[[赤血球]]あるいはヤギ[[赤血球]]に交差反応する[[抗体]][[分子]]である。((免疫系における交差反応と免疫記憶の仕組み 幼児期における言語習得との比較 細川友秀: http://lib1.kyokyo-u.ac.jp/kiyou/kiyoupdf/no113/bkue11310.pdf))
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