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*交感神経(sympathetic nerve) [#u481d7cb] 日中に優位になる[[自律神経]]。[[ストレス]]や情動による[[中枢神経]]の活動性の変化を全身の[[臓器]]に伝える[[神経]]。ヒトの発生初期段階に、[[副腎]]と同様に[[神経堤細胞]]から作られる。((2015年3月発行 東洋大学医務室 春の不調、自律神経が原因かも!?: https://www.toyo.ac.jp/uploaded/attachment/14825.pdf))((ストレス耐性を担う組織の発生機構解明 — 京都大学: http://www.kyoto-u.ac.jp/static/ja/news_data/h/h1/news6/2012/120622_1.htm)) [[胸椎]]や[[腰椎]]を通る[[脊髄]]から伸びる。[[脊髄]]から出て[[神経節]]([[交感神経節]]や[[腹腔神経節]])で[[神経]]を乗り換え、そこから各[[臓器]]へ伸びる。((EW-自律神経: http://www-yaku.meijo-u.ac.jp/Research/Laboratory/chem_pharm/mhiramt/EText/Pharmacol/Pharm-II02-1.html))((東京医科歯科大学教養部 教養部 生物学分野 神経による筋収縮の指令-ニューロン: http://www.tmd.ac.jp/artsci/biol/textlife/neuron.htm)) 交感神経の興奮によって[[心拍]]や[[血圧]]、[[呼吸]]、発[[汗]]、[[筋]]の[[緊張]]などが促進される。[[平滑筋]]や[[心筋]]、[[腺]]に働き、[[内臓]][[平滑筋]]と[[消化腺]]、[[気管支腺]]に対しては抑制的、その他に対しては興奮的に働く。特に[[運動]]時に興奮し、全身の[[筋肉]]に[[酸素]]を供給できるよう[[呼吸]]と[[脈拍]]を上げる。交感神経の過度の[[緊張]]は[[動悸]]や[[不整脈]]、[[息切れ]]などとして現れる。長期間の緊張状態が続いた場合、[[迷走神経反射]]の原因となる。((痛みと鎮痛の基礎知識 - Pain Relief ー自律神経系: http://www.shiga-med.ac.jp/~koyama/analgesia/anat-sympa.html))((国立大学法人 山形大学 自律神経系: http://s-crawfish.kj.yamagata-u.ac.jp/communication%20II/comII13.pdf))((昭和大学歯科病院だより 2013.8.15 発行責任者 病院長 槇宏太郎: http://www.showa-u.ac.jp/SUHD/guide/pr/press/frdi8b000000ah31-att/dayori-099.pdf)) >ヒトは、[[ストレス]]など交感神経系の興奮により、[[深部体温]]の上昇、[[血圧]]・[[心拍数]]の増加、[[視床下部]]・[[下垂体]]・[[副腎]]系の活性化による[[血漿]][[副腎皮質刺激ホルモン]]([[ACTH]])濃度や[[グルココルチコイド]](GC)濃度の上昇反応がおこる。また、身体活動トレーニングによる[[自律神経]]機能の向上が認められている。((自律神経活動と健康づくり 木村公喜: https://jue.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=1278&item_no=1&page_id=4&block_id=80)) >交感神経活動が活性化すると,交感[[神経終末]]から[[ノルアドレナリン]]が放出され,[[血管]]収縮・[[心拍数]]増加・心収縮性増加を惹起する.さらに,[[副腎]]からの[[アドレナリン]]放出増加や,[[傍糸球体細胞]]での[[レニン]]産生促進による[[アンジオテンシンⅡ]]・[[アルドステロン]]産生増加も引き起こす.また,交感神経活動の活性化は[[腎臓]]からの[[ナトリウム]]排泄を抑制する.したがって,交感神経活動の過剰な活性化は[[高血圧]]の主たる原因であると言える.((日薬理誌 高血圧は脳の異常であり治療標的は脳である 脳・腎臓・心臓・血管連関による血圧動的恒常性維持システム 岸拓弥: https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/145/2/145_54/_pdf/-char/ja)) 交感神経から[[分泌]]される[[ノルアドレナリン]]が、[[β2受容体]]を介して[[CCR7]]や[[CXCR4]]の感受性を高め、[[リンパ球]]の動きを制御することが確認されている。((「病は気から」の根拠を実験的に証明 — リソウ: http://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2014/20141125_1)) >交感神経の活動性には、1日のうちで身体の活動性が高まる時間帯に上昇し、身体の活動性が低くなる時間帯に低下するという日内変動があります。研究グループは、交感神経の活動性の高まる時間帯に[[リンパ球]]の[[リンパ節]]からの脱出が抑制される結果、[[リンパ節]]における[[リンパ球]]数が増加することをマウスを用いた実験で明らかにしました。((大阪大学免疫学フロンティア研究センター 交感神経による免疫の日内変動の仕組みを解明 -ワクチン接種は、免疫応答が強まる時間帯が効果的: http://www.ifrec.osaka-u.ac.jp/jpn/research/upload_img/161101commentary_jp.pdf))
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*交感神経(sympathetic nerve) [#u481d7cb] 日中に優位になる[[自律神経]]。[[ストレス]]や情動による[[中枢神経]]の活動性の変化を全身の[[臓器]]に伝える[[神経]]。ヒトの発生初期段階に、[[副腎]]と同様に[[神経堤細胞]]から作られる。((2015年3月発行 東洋大学医務室 春の不調、自律神経が原因かも!?: https://www.toyo.ac.jp/uploaded/attachment/14825.pdf))((ストレス耐性を担う組織の発生機構解明 — 京都大学: http://www.kyoto-u.ac.jp/static/ja/news_data/h/h1/news6/2012/120622_1.htm)) [[胸椎]]や[[腰椎]]を通る[[脊髄]]から伸びる。[[脊髄]]から出て[[神経節]]([[交感神経節]]や[[腹腔神経節]])で[[神経]]を乗り換え、そこから各[[臓器]]へ伸びる。((EW-自律神経: http://www-yaku.meijo-u.ac.jp/Research/Laboratory/chem_pharm/mhiramt/EText/Pharmacol/Pharm-II02-1.html))((東京医科歯科大学教養部 教養部 生物学分野 神経による筋収縮の指令-ニューロン: http://www.tmd.ac.jp/artsci/biol/textlife/neuron.htm)) 交感神経の興奮によって[[心拍]]や[[血圧]]、[[呼吸]]、発[[汗]]、[[筋]]の[[緊張]]などが促進される。[[平滑筋]]や[[心筋]]、[[腺]]に働き、[[内臓]][[平滑筋]]と[[消化腺]]、[[気管支腺]]に対しては抑制的、その他に対しては興奮的に働く。特に[[運動]]時に興奮し、全身の[[筋肉]]に[[酸素]]を供給できるよう[[呼吸]]と[[脈拍]]を上げる。交感神経の過度の[[緊張]]は[[動悸]]や[[不整脈]]、[[息切れ]]などとして現れる。長期間の緊張状態が続いた場合、[[迷走神経反射]]の原因となる。((痛みと鎮痛の基礎知識 - Pain Relief ー自律神経系: http://www.shiga-med.ac.jp/~koyama/analgesia/anat-sympa.html))((国立大学法人 山形大学 自律神経系: http://s-crawfish.kj.yamagata-u.ac.jp/communication%20II/comII13.pdf))((昭和大学歯科病院だより 2013.8.15 発行責任者 病院長 槇宏太郎: http://www.showa-u.ac.jp/SUHD/guide/pr/press/frdi8b000000ah31-att/dayori-099.pdf)) >ヒトは、[[ストレス]]など交感神経系の興奮により、[[深部体温]]の上昇、[[血圧]]・[[心拍数]]の増加、[[視床下部]]・[[下垂体]]・[[副腎]]系の活性化による[[血漿]][[副腎皮質刺激ホルモン]]([[ACTH]])濃度や[[グルココルチコイド]](GC)濃度の上昇反応がおこる。また、身体活動トレーニングによる[[自律神経]]機能の向上が認められている。((自律神経活動と健康づくり 木村公喜: https://jue.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=1278&item_no=1&page_id=4&block_id=80)) >交感神経活動が活性化すると,交感[[神経終末]]から[[ノルアドレナリン]]が放出され,[[血管]]収縮・[[心拍数]]増加・心収縮性増加を惹起する.さらに,[[副腎]]からの[[アドレナリン]]放出増加や,[[傍糸球体細胞]]での[[レニン]]産生促進による[[アンジオテンシンⅡ]]・[[アルドステロン]]産生増加も引き起こす.また,交感神経活動の活性化は[[腎臓]]からの[[ナトリウム]]排泄を抑制する.したがって,交感神経活動の過剰な活性化は[[高血圧]]の主たる原因であると言える.((日薬理誌 高血圧は脳の異常であり治療標的は脳である 脳・腎臓・心臓・血管連関による血圧動的恒常性維持システム 岸拓弥: https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/145/2/145_54/_pdf/-char/ja)) 交感神経から[[分泌]]される[[ノルアドレナリン]]が、[[β2受容体]]を介して[[CCR7]]や[[CXCR4]]の感受性を高め、[[リンパ球]]の動きを制御することが確認されている。((「病は気から」の根拠を実験的に証明 — リソウ: http://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2014/20141125_1)) >交感神経の活動性には、1日のうちで身体の活動性が高まる時間帯に上昇し、身体の活動性が低くなる時間帯に低下するという日内変動があります。研究グループは、交感神経の活動性の高まる時間帯に[[リンパ球]]の[[リンパ節]]からの脱出が抑制される結果、[[リンパ節]]における[[リンパ球]]数が増加することをマウスを用いた実験で明らかにしました。((大阪大学免疫学フロンティア研究センター 交感神経による免疫の日内変動の仕組みを解明 -ワクチン接種は、免疫応答が強まる時間帯が効果的: http://www.ifrec.osaka-u.ac.jp/jpn/research/upload_img/161101commentary_jp.pdf))
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