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*単球(monocyte) [#ocf9869a] [[白血球]]のひとつ。[[好中球]]の[[細胞核]]が分葉しているのに対して、一個の[[細胞核]]を持つため単球と呼ばれる。大きさは12〜20[[μm]]でクローバーのような形をしている。末梢血の[[白血球]]の3〜6%を占める。((技術評論社 奈良信雄 知りたいサイエンス とっても気になる血液の科学(2010/1/5))) [[骨髄]]の[[cMoP]]([[共通単球前駆細胞]])で作られ、[[血液]]から[[がん]]や[[炎症]]の起きた[[組織]]に入り、[[マクロファージ]]や[[樹状細胞]]に[[分化]]する[[免疫細胞]]。((東邦大学 マクロファージ|バーチャルラボラトリ: http://www.mnc.toho-u.ac.jp/v-lab/macrophage/introduction/int-01.html))((感染と防御・第4回 免疫の概念 免疫系のネットワーク: http://www.setsunan.ac.jp/~p-bisei/Lecture_files/NID13-04.pdf)) [[血液]]中での移動性が高く、異常が起こった部位に[[好中球]]の次に到達して[[病原体]]を[[貪食]]する。[[貪食]]された[[病原体]]は[[ペルオキシダーゼ]]などの[[酵素]]によって殺[[菌]]される。((技術評論社 奈良信雄 知りたいサイエンス とっても気になる血液の科学(2010/1/5))) [[分化]]を行う場所となる[[組織]]に[[がん]]などの異常があった場合、[[TAM]]などの[[炎症]]を引き起こす[[マクロファージ]]なる恐れがある。 >単球は[[がん]][[組織]]で[[腫瘍関連マクロファージ]]([[TAM]])、[[炎症性腸疾患]]で[[炎症惹起マクロファージ]]、[[骨]]疾患で[[破骨細胞]]に各々[[分化]]することが予想されるため、ヒト[[cMoP]]を標的とした新規治療法の開発が期待されます。((「がん悪化や炎症を主導するマクロファージの源となる細胞を発見」【樗木俊聡 教授 】 | プレスリリース | 国立大学法人 東京医科歯科大学: http://www.tmd.ac.jp/press-release/20170517/index.html)) **単球の種類 [#r6d3edb8] 大きく以下の二種類に分類される。((日本臨床免疫学会会誌 フラクタルカインと炎症性疾患: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsci/28/3/28_3_131/_article/-char/ja/))((近畿大学学術情報リポジトリ 乳がんの病期に伴う末梢血CD14highCD16+単球の増加: https://kindai.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=10334&item_no=1&page_id=13&block_id=21)) -[[CD14]]^{lo}[[CD16]]^{+} -[[CD14]]^{+}[[CD16]]^{-}([[CD14]]^{hi}[[CD16]]^{-}) 前者は[[CX3CR1]]^{hi}[[CCR2]]^{-} であり[[フラクタルカイン]]に対して選択的に反応する。後者は[[CX3CR1]]^{lo}[[CCR2]]^{+}であり[[MCP-1]]など[[炎症]]性[[ケモカイン]]に対して選択的に反応する。後者が単球の8〜9割を占める。
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*単球(monocyte) [#ocf9869a] [[白血球]]のひとつ。[[好中球]]の[[細胞核]]が分葉しているのに対して、一個の[[細胞核]]を持つため単球と呼ばれる。大きさは12〜20[[μm]]でクローバーのような形をしている。末梢血の[[白血球]]の3〜6%を占める。((技術評論社 奈良信雄 知りたいサイエンス とっても気になる血液の科学(2010/1/5))) [[骨髄]]の[[cMoP]]([[共通単球前駆細胞]])で作られ、[[血液]]から[[がん]]や[[炎症]]の起きた[[組織]]に入り、[[マクロファージ]]や[[樹状細胞]]に[[分化]]する[[免疫細胞]]。((東邦大学 マクロファージ|バーチャルラボラトリ: http://www.mnc.toho-u.ac.jp/v-lab/macrophage/introduction/int-01.html))((感染と防御・第4回 免疫の概念 免疫系のネットワーク: http://www.setsunan.ac.jp/~p-bisei/Lecture_files/NID13-04.pdf)) [[血液]]中での移動性が高く、異常が起こった部位に[[好中球]]の次に到達して[[病原体]]を[[貪食]]する。[[貪食]]された[[病原体]]は[[ペルオキシダーゼ]]などの[[酵素]]によって殺[[菌]]される。((技術評論社 奈良信雄 知りたいサイエンス とっても気になる血液の科学(2010/1/5))) [[分化]]を行う場所となる[[組織]]に[[がん]]などの異常があった場合、[[TAM]]などの[[炎症]]を引き起こす[[マクロファージ]]なる恐れがある。 >単球は[[がん]][[組織]]で[[腫瘍関連マクロファージ]]([[TAM]])、[[炎症性腸疾患]]で[[炎症惹起マクロファージ]]、[[骨]]疾患で[[破骨細胞]]に各々[[分化]]することが予想されるため、ヒト[[cMoP]]を標的とした新規治療法の開発が期待されます。((「がん悪化や炎症を主導するマクロファージの源となる細胞を発見」【樗木俊聡 教授 】 | プレスリリース | 国立大学法人 東京医科歯科大学: http://www.tmd.ac.jp/press-release/20170517/index.html)) **単球の種類 [#r6d3edb8] 大きく以下の二種類に分類される。((日本臨床免疫学会会誌 フラクタルカインと炎症性疾患: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsci/28/3/28_3_131/_article/-char/ja/))((近畿大学学術情報リポジトリ 乳がんの病期に伴う末梢血CD14highCD16+単球の増加: https://kindai.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=10334&item_no=1&page_id=13&block_id=21)) -[[CD14]]^{lo}[[CD16]]^{+} -[[CD14]]^{+}[[CD16]]^{-}([[CD14]]^{hi}[[CD16]]^{-}) 前者は[[CX3CR1]]^{hi}[[CCR2]]^{-} であり[[フラクタルカイン]]に対して選択的に反応する。後者は[[CX3CR1]]^{lo}[[CCR2]]^{+}であり[[MCP-1]]など[[炎症]]性[[ケモカイン]]に対して選択的に反応する。後者が単球の8〜9割を占める。
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