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*受容体(receptor) [#m231a775] [[細胞]]表面(多くは[[細胞膜]]上)に存在し、[[ホルモン]]などと結合して外からの刺激・情報物質を受け取ることができる部位。主に[[膜タンパク質]]。[[レセプター]]や[[リセプター]]とも呼ばれる。 受容体に結合できる[[分子]]のことを[[リガンド]]と呼ぶ。受容体に結合した[[リガンド]]自体は[[細胞]]内に入らないが、その[[細胞]]では様々な変化が引き起こされる。 >受容体とは、[[ホルモン]]や[[神経伝達物質]]などの特定の物質([[リガンド]])と結びついて[[細胞]]の反応を生じさせる[[タンパク質]]の一種で、外部の刺激をキャッチし、[[細胞]]の内部に伝える最初の砦のような役割を持っています。わかりやすく言えば、この受容体がカギ穴だとした場合、カギに当たるのが[[リガンド]]です。((技術評論社 石浦章一 タンパク質はすごい! 心と体の健康を作るタンパク質の秘密(2014/1/5))) 主に[[細胞膜]]に存在するが、[[細胞質]]や[[細胞核]]内に存在する受容体もある。((名城大学 薬学部 受容体: http://www-yaku.meijo-u.ac.jp/Research/Laboratory/chem_pharm/mhiramt/EText/Pharmacol/Pharm-II02-6-2.html)) >[[リセプター]]ともいい、[[細胞]]の外から供給される情報物質を認識し、それと特異的に結合し、その情報を[[細胞]]の内部に伝える物質で、そのほとんどが[[タンパク質]]です。受容体には、おもに[[親水性]]の情報物質が結合する[[細胞膜]]上のものと、[[疎水性]]の情報物質が結合する[[細胞]]([[核]])内に存在するものの2種類があります。((ヒトMD-2タンパク質の構造を解明(敗血症の治療薬の開発に道)<用語解説>: https://www.jst.go.jp/pr/info/info403/yougo.html)) 受容体によって受け取れる[[リガンド]]の種類が決まっている。例えば、[[アドレナリン受容体]]は、基本的には[[アドレナリン]]しか受け取ることができない。 >[[アドレナリン]]という物質([[ホルモン]])は[[アドレナリン受容体]]へしっかりと結合し,それ以外([[アドレナリン]]以外)の物質の多くは, [[アドレナリン受容体]]には結合しにくい。[[酵素]]で「鍵と鍵穴」という表現を聞いたことがあるかもしれませんが,それと似た感じで,[[アドレナリン]]にぴったり合うような受け取り体があって,それが[[アドレナリン受容体]]と呼ばれています。((金沢大学 大豆イソフラボンの有効性と安全性を考える: http://dspace.lib.kanazawa-u.ac.jp/dspace/bitstream/2297/6234/1/ogawa-070317.pdf)) [[ウイルス]]も受容体を介して[[細胞]]内に侵入する。((ウイルスの構造上の特徴と消毒剤感受性について: http://www.yakuhan.co.jp/di/qa/pdf/Q65.pdf))
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*受容体(receptor) [#m231a775] [[細胞]]表面(多くは[[細胞膜]]上)に存在し、[[ホルモン]]などと結合して外からの刺激・情報物質を受け取ることができる部位。主に[[膜タンパク質]]。[[レセプター]]や[[リセプター]]とも呼ばれる。 受容体に結合できる[[分子]]のことを[[リガンド]]と呼ぶ。受容体に結合した[[リガンド]]自体は[[細胞]]内に入らないが、その[[細胞]]では様々な変化が引き起こされる。 >受容体とは、[[ホルモン]]や[[神経伝達物質]]などの特定の物質([[リガンド]])と結びついて[[細胞]]の反応を生じさせる[[タンパク質]]の一種で、外部の刺激をキャッチし、[[細胞]]の内部に伝える最初の砦のような役割を持っています。わかりやすく言えば、この受容体がカギ穴だとした場合、カギに当たるのが[[リガンド]]です。((技術評論社 石浦章一 タンパク質はすごい! 心と体の健康を作るタンパク質の秘密(2014/1/5))) 主に[[細胞膜]]に存在するが、[[細胞質]]や[[細胞核]]内に存在する受容体もある。((名城大学 薬学部 受容体: http://www-yaku.meijo-u.ac.jp/Research/Laboratory/chem_pharm/mhiramt/EText/Pharmacol/Pharm-II02-6-2.html)) >[[リセプター]]ともいい、[[細胞]]の外から供給される情報物質を認識し、それと特異的に結合し、その情報を[[細胞]]の内部に伝える物質で、そのほとんどが[[タンパク質]]です。受容体には、おもに[[親水性]]の情報物質が結合する[[細胞膜]]上のものと、[[疎水性]]の情報物質が結合する[[細胞]]([[核]])内に存在するものの2種類があります。((ヒトMD-2タンパク質の構造を解明(敗血症の治療薬の開発に道)<用語解説>: https://www.jst.go.jp/pr/info/info403/yougo.html)) 受容体によって受け取れる[[リガンド]]の種類が決まっている。例えば、[[アドレナリン受容体]]は、基本的には[[アドレナリン]]しか受け取ることができない。 >[[アドレナリン]]という物質([[ホルモン]])は[[アドレナリン受容体]]へしっかりと結合し,それ以外([[アドレナリン]]以外)の物質の多くは, [[アドレナリン受容体]]には結合しにくい。[[酵素]]で「鍵と鍵穴」という表現を聞いたことがあるかもしれませんが,それと似た感じで,[[アドレナリン]]にぴったり合うような受け取り体があって,それが[[アドレナリン受容体]]と呼ばれています。((金沢大学 大豆イソフラボンの有効性と安全性を考える: http://dspace.lib.kanazawa-u.ac.jp/dspace/bitstream/2297/6234/1/ogawa-070317.pdf)) [[ウイルス]]も受容体を介して[[細胞]]内に侵入する。((ウイルスの構造上の特徴と消毒剤感受性について: http://www.yakuhan.co.jp/di/qa/pdf/Q65.pdf))
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