健康用語WEB事典
用語追加
更新履歴
用語一覧
ランキング
ランダム
最近更新された用語
プベルリン酸
プベルル酸
ハイドロトロープ
レカネマブ
KMT2A再構成AML
直接経口抗凝固薬
リバーロキサバン
腹式呼吸
ガストリン放出ペプチド
削除されたページ
ケタミン
コメント/桿状核球
もっと見る…
新しい用語解説ページの作成や既にあるページの編集を行うことができます。
ページの書き方については以下のページを御覧ください。
基本的なページの書き方
さらに詳細な編集機能について
[[リンク]]
((注釈))
^{上付き}
_{下付き}
6
8
10
12
14
16
18
20
文字サイズ
画像挿入
リダイレクト
インクルード
*抗体(antibody : Ab) [#j6551784] [[形質細胞]]や[[Bリンパ球]]([[B細胞]])が産生する、[[免疫]]に関わる[[タンパク質]]。 エミール・アドルフ・フォン・ベー[[リン]]グ(Emil Adolf von Behring)と北里柴三郎によって発見されたが、命名はその後に行われたとされる。((生化夜話 第24回:「抗体」という言葉を考えたのは誰?: https://www.cytivalifesciences.co.jp/newsletter/biodirect_mail/chem_story/98.html)) 主に[[血液]]中や[[体液]]中に存在し、体内に侵入してきた[[病原体]]や破損した[[細胞]]などを捉えて、それを排除する働きをする。[[γ-グロブリン]]に含まれるため[[免疫グロブリン]]とも呼ばれる。((多発性骨髄腫 - 金沢医科大学病院 - Kanazawa Medical University Hospital -: http://www.kanazawa-med.ac.jp/~hospital/post-40.html))((ナツメ社 埼玉医科大学リウマチ膠原病院 教授 三村俊英 基礎からわかる免疫学))((第一薬科大学 分子生命化学教室 荒牧弘範 特別演習 基礎薬学: http://square.umin.ac.jp/haramaki/yakudai/meneki/042507.pdf)) 人体は、一度侵入してきた異物([[抗原]])に対して[[抗体]]を作り、以後同じ異物が侵入してきた時に対抗できるように備える。[[抗体]]によって[[免疫]]ができると、一度かかった病気にはかかりにくく、かかったとしても病気の症状が軽くて済む。これを[[二次応答]]と呼ぶ。 [[抗体]]は10~14日で合成される。一つの[[抗原]]に対して複数の[[抗体]]が生産される。1つの[[B細胞]]からは1種類の[[抗体]]のみ産生される。 >[[抗体]]は[[B細胞]]とよばれる特殊な[[白血球]]([[リンパ球]])により作られるが、一個の[[B細胞]]は一種類の[[抗体]]を作ることが知られている。これは、この[[B細胞]]が先に述べたようにすでに[[抗体]][[遺伝子]]を変化させて、特有の[[抗体]]を作るように[[分化]]してしまっているからである。また、この際一個の[[細胞]]には父方と母方の2個の[[抗体]][[遺伝子]]を持っているが、実際に作られるのは、その一方だけである。((総論 獲得免疫・免疫遺伝|教室概要|長崎熱帯医学研究所 宿主病態解析部門免疫遺伝学分野: http://www.tm.nagasaki-u.ac.jp/hiraken/outline/medicine.html)) >[[生物]]体内に[[バクテリア]]やその他の異物が侵入すると、[[抗体]]と呼ばれる一群の[[蛋白]]が[[血液]]中に誘導され、これら異物集団([[抗原]]と呼ぶ)に結合する。この時、通常[[抗体]]も数100から数万という莫大なタイプが誘導される。つまり、[[生体]]に進入する[[抗原]]が単一であっても[[抗体]]は1種類だけでなく、同一[[抗原]]に対して結合性のある複数の[[分子]]種からなる[[抗体]]が生産されることになる。((佐賀大学医学部 モノクローナル抗体とは: http://www.microbio.med.saga-u.ac.jp/Lecture/kohashi3/part5/1.html)) [[抗体]]反応の誘導には[[ヘルパーT細胞]]が重要。 人工的に[[抗体]]を生成する場合、[[哺乳類]](鶏など)などが利用される。 &tag(抗体,免疫,リンパ球,タンパク質);
タイムスタンプを変更しない
存在するページ名にリンク
*抗体(antibody : Ab) [#j6551784] [[形質細胞]]や[[Bリンパ球]]([[B細胞]])が産生する、[[免疫]]に関わる[[タンパク質]]。 エミール・アドルフ・フォン・ベー[[リン]]グ(Emil Adolf von Behring)と北里柴三郎によって発見されたが、命名はその後に行われたとされる。((生化夜話 第24回:「抗体」という言葉を考えたのは誰?: https://www.cytivalifesciences.co.jp/newsletter/biodirect_mail/chem_story/98.html)) 主に[[血液]]中や[[体液]]中に存在し、体内に侵入してきた[[病原体]]や破損した[[細胞]]などを捉えて、それを排除する働きをする。[[γ-グロブリン]]に含まれるため[[免疫グロブリン]]とも呼ばれる。((多発性骨髄腫 - 金沢医科大学病院 - Kanazawa Medical University Hospital -: http://www.kanazawa-med.ac.jp/~hospital/post-40.html))((ナツメ社 埼玉医科大学リウマチ膠原病院 教授 三村俊英 基礎からわかる免疫学))((第一薬科大学 分子生命化学教室 荒牧弘範 特別演習 基礎薬学: http://square.umin.ac.jp/haramaki/yakudai/meneki/042507.pdf)) 人体は、一度侵入してきた異物([[抗原]])に対して[[抗体]]を作り、以後同じ異物が侵入してきた時に対抗できるように備える。[[抗体]]によって[[免疫]]ができると、一度かかった病気にはかかりにくく、かかったとしても病気の症状が軽くて済む。これを[[二次応答]]と呼ぶ。 [[抗体]]は10~14日で合成される。一つの[[抗原]]に対して複数の[[抗体]]が生産される。1つの[[B細胞]]からは1種類の[[抗体]]のみ産生される。 >[[抗体]]は[[B細胞]]とよばれる特殊な[[白血球]]([[リンパ球]])により作られるが、一個の[[B細胞]]は一種類の[[抗体]]を作ることが知られている。これは、この[[B細胞]]が先に述べたようにすでに[[抗体]][[遺伝子]]を変化させて、特有の[[抗体]]を作るように[[分化]]してしまっているからである。また、この際一個の[[細胞]]には父方と母方の2個の[[抗体]][[遺伝子]]を持っているが、実際に作られるのは、その一方だけである。((総論 獲得免疫・免疫遺伝|教室概要|長崎熱帯医学研究所 宿主病態解析部門免疫遺伝学分野: http://www.tm.nagasaki-u.ac.jp/hiraken/outline/medicine.html)) >[[生物]]体内に[[バクテリア]]やその他の異物が侵入すると、[[抗体]]と呼ばれる一群の[[蛋白]]が[[血液]]中に誘導され、これら異物集団([[抗原]]と呼ぶ)に結合する。この時、通常[[抗体]]も数100から数万という莫大なタイプが誘導される。つまり、[[生体]]に進入する[[抗原]]が単一であっても[[抗体]]は1種類だけでなく、同一[[抗原]]に対して結合性のある複数の[[分子]]種からなる[[抗体]]が生産されることになる。((佐賀大学医学部 モノクローナル抗体とは: http://www.microbio.med.saga-u.ac.jp/Lecture/kohashi3/part5/1.html)) [[抗体]]反応の誘導には[[ヘルパーT細胞]]が重要。 人工的に[[抗体]]を生成する場合、[[哺乳類]](鶏など)などが利用される。 &tag(抗体,免疫,リンパ球,タンパク質);
この用語を編集
/
画像添付