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*柔軟性(flexibility) [#se063bf1] 体の柔軟性とは「身体の[[関節]]の可動範囲内で身体運動を円滑に、しかも広範囲に動かすことのできる性能のこと」と定義されている。((柔軟性に影響を及ぼす因子とその可塑性: https://dspace.wul.waseda.ac.jp/dspace/bitstream/2065/34755/3/Honbun-4911.pdf)) 一般的に女性は男性より柔軟性が高い。柔軟性の測定ために、主に立位体前屈や長座体前屈が行われる。 [[血管]]の硬さと長座体前屈の成績との関係を検討した研究では、40歳以上でこれらに相関が認められている。((鹿児島大学学生の柔軟性の現状について: http://ir.kagoshima-u.ac.jp/bitstream/10232/16517/1/AA1209292X_v9_p31-39.pdf)) 加えて、柔軟性が低い(体が硬い)と怪我の危険性が上がることが報告されている。 特に高齢者においては、歩行能力やバランス、転倒のリスクの低下効果があるとされている。 >外力により[[関節]]の動かされる範囲である受動的な柔軟性を向上させることで,傷害の予防につながることも知られている(Bixler and Jones 1992; Ekstrand et al. 1983; Witvrouw et al. 2001, 2003).Wiesler et al.(1996)は,ダンスを専攻する学生を対象として,下肢の既往歴と足[[関節]]の[[ROM]]とについて検討している.その結果によると,捻挫などの既往歴のある者は足[[関節]]背屈[[ROM]]が有意に小さい. >... >Gehlsen and Whaley(1990)は高齢者における転倒経験の有無と柔軟性との関係を検討し,転倒経験のある高齢者は股[[関節]]屈曲ROMと足[[関節]]背屈ROMが有意に小さいことを報告している. >また,Rodacki et al.(2008)はストレッチングセッション後の急性効果として,高齢者の歩行動作に1回のストレッチングが及ぼす影響を検討した.その結果,ストレッチング後にStep lengthの有意な増加がみられ,それに伴い歩行速度も有意に向上した(6.6%).動作については,歩行周期での両脚支持期が有意に減少し,遊脚期が増加した.これらの結果から,Rodacki et al.(2008)は高齢者ではストレッチングにより一時的にバランス能力が改善されたと考察している. >この結果は,日常的にストレッチングを実施することで,転倒リスクを減少させる可能性を示すものである.((柔軟性に影響を及ぼす因子とその可塑性)) 柔軟性には筋力が影響することが指摘されており、実際に[[腹筋]]力および[[背筋]]力が強いほうが、長座体前屈の成績が良いことが確認されている。 また、柔軟性が低下すると[[腰痛]]の原因になることが報告されている。 >柔軟性に劣る場合に[[腰痛]]を有するという報告(泉ら、2007)やスポーツ障害が発生しやすいという報告(鳥居、1996)があるように、日常生活やスポーツにおいて、柔軟性が重要な役割を果たすことによるとみられる。柔軟性が劣る場合に発症しやすい[[腰痛]]には、[[体幹]]の筋力の低下が重要な成因の1つになるという指摘がある(伊藤、2001)。そして、腰痛の原因として、[[背筋]]力の低下(川上、1998)や、[[体幹]]部の筋力のアンバランス(小峰ら、2009)があげられている。((鹿児島大学学生の柔軟性の現状について)) **柔軟性の種類 [#l96e21a8] 柔軟性は以下の2つに分けられる。 -[[静的柔軟性]] -[[動的柔軟性]]
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*柔軟性(flexibility) [#se063bf1] 体の柔軟性とは「身体の[[関節]]の可動範囲内で身体運動を円滑に、しかも広範囲に動かすことのできる性能のこと」と定義されている。((柔軟性に影響を及ぼす因子とその可塑性: https://dspace.wul.waseda.ac.jp/dspace/bitstream/2065/34755/3/Honbun-4911.pdf)) 一般的に女性は男性より柔軟性が高い。柔軟性の測定ために、主に立位体前屈や長座体前屈が行われる。 [[血管]]の硬さと長座体前屈の成績との関係を検討した研究では、40歳以上でこれらに相関が認められている。((鹿児島大学学生の柔軟性の現状について: http://ir.kagoshima-u.ac.jp/bitstream/10232/16517/1/AA1209292X_v9_p31-39.pdf)) 加えて、柔軟性が低い(体が硬い)と怪我の危険性が上がることが報告されている。 特に高齢者においては、歩行能力やバランス、転倒のリスクの低下効果があるとされている。 >外力により[[関節]]の動かされる範囲である受動的な柔軟性を向上させることで,傷害の予防につながることも知られている(Bixler and Jones 1992; Ekstrand et al. 1983; Witvrouw et al. 2001, 2003).Wiesler et al.(1996)は,ダンスを専攻する学生を対象として,下肢の既往歴と足[[関節]]の[[ROM]]とについて検討している.その結果によると,捻挫などの既往歴のある者は足[[関節]]背屈[[ROM]]が有意に小さい. >... >Gehlsen and Whaley(1990)は高齢者における転倒経験の有無と柔軟性との関係を検討し,転倒経験のある高齢者は股[[関節]]屈曲ROMと足[[関節]]背屈ROMが有意に小さいことを報告している. >また,Rodacki et al.(2008)はストレッチングセッション後の急性効果として,高齢者の歩行動作に1回のストレッチングが及ぼす影響を検討した.その結果,ストレッチング後にStep lengthの有意な増加がみられ,それに伴い歩行速度も有意に向上した(6.6%).動作については,歩行周期での両脚支持期が有意に減少し,遊脚期が増加した.これらの結果から,Rodacki et al.(2008)は高齢者ではストレッチングにより一時的にバランス能力が改善されたと考察している. >この結果は,日常的にストレッチングを実施することで,転倒リスクを減少させる可能性を示すものである.((柔軟性に影響を及ぼす因子とその可塑性)) 柔軟性には筋力が影響することが指摘されており、実際に[[腹筋]]力および[[背筋]]力が強いほうが、長座体前屈の成績が良いことが確認されている。 また、柔軟性が低下すると[[腰痛]]の原因になることが報告されている。 >柔軟性に劣る場合に[[腰痛]]を有するという報告(泉ら、2007)やスポーツ障害が発生しやすいという報告(鳥居、1996)があるように、日常生活やスポーツにおいて、柔軟性が重要な役割を果たすことによるとみられる。柔軟性が劣る場合に発症しやすい[[腰痛]]には、[[体幹]]の筋力の低下が重要な成因の1つになるという指摘がある(伊藤、2001)。そして、腰痛の原因として、[[背筋]]力の低下(川上、1998)や、[[体幹]]部の筋力のアンバランス(小峰ら、2009)があげられている。((鹿児島大学学生の柔軟性の現状について)) **柔軟性の種類 [#l96e21a8] 柔軟性は以下の2つに分けられる。 -[[静的柔軟性]] -[[動的柔軟性]]
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