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*樹状突起スパイン(dendritic spine) [#o604f9c8] [[神経細胞]]の[[樹状突起]]から複数伸びる小さな突起。単に[[スパイン]]とも呼ばれる。 1つの[[神経細胞]]には数千の[[スパイン]]がある。他の[[神経細胞]]からの[[軸索]]の多くは[[スパイン]]上で[[シナプス]]([[シナプス間隙]])を形成する。((基礎生物学研究所プレスリリース 神経細胞のネットワーク形成には、樹状突起での局所的なタンパク質合成が不可欠(詳細版): http://www.nibb.ac.jp/press/100922/100922sp.html)) [[大脳皮質]]の[[興奮性シナプス]]の約8割が[[樹状突起スパイン]]上に存在する。[[樹状突起スパイン]]の形状などは学習や[[記憶]]に応じて変化する。((貯蔵された記憶を可視化・消去する新技術を開発―記憶のメカニズム解明に前進― | お知らせ | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構: http://www.amed.go.jp/news/release_20150910.html)) >[[樹状突起スパイン]]とは[[神経細胞]]の[[樹状突起]]から突き出ている小区画であり、[[脳]]のほとんどの[[興奮性シナプス]]の入力を『受信』しています。[[樹状突起スパイン]]は[[脳]]の正常な成熟課程を通じて成長し、[[精神遅滞]]や認知障害など、人間の多くの[[神経]]病では失われたり異常に変形したりします。また、[[樹状突起スパイン]]は可動性を備えており、動物の経験や[[脳]]の電気的通信に応じて数や形状が変化します。例えば、豊かな環境で育てられたラットは、刺激の少ない環境で生きているラットよりも多数の[[スパイン]]を持っています。また、[[シナプス]]の刺激によって新しい[[スパイン]]が生産されることもあります。((特集:樹状突起スパイン ―― コミュニケーションと情報保存のための脳内小構造体 - 理研BSIニュース No. 28(2005年5月号)- 独立行政法人 理化学研究所 脳科学総合研究センター(理研BSI): http://www.brain.riken.jp/bsi-news/bsinews28/no28/special.html)) [[長期記憶]]が形成される際、[[大脳]]の[[シナプス]]において[[樹状突起スパイン]]が増大する。この[[スパイン]]の動きが[[筋肉]]収縮と同程度の力で[[シナプス前部]]を押すことにより、伝達物質放出を増強する効果(圧[[感覚]])を持つことが報告されている。((共同発表:脳は記憶を力で刻む~シナプスの力と圧感覚による新しい伝達様式の発見~: https://www.jst.go.jp/pr/announce/20211125/index.html)) &tag(樹状突起,スパイン,神経,大脳皮質,記憶);
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*樹状突起スパイン(dendritic spine) [#o604f9c8] [[神経細胞]]の[[樹状突起]]から複数伸びる小さな突起。単に[[スパイン]]とも呼ばれる。 1つの[[神経細胞]]には数千の[[スパイン]]がある。他の[[神経細胞]]からの[[軸索]]の多くは[[スパイン]]上で[[シナプス]]([[シナプス間隙]])を形成する。((基礎生物学研究所プレスリリース 神経細胞のネットワーク形成には、樹状突起での局所的なタンパク質合成が不可欠(詳細版): http://www.nibb.ac.jp/press/100922/100922sp.html)) [[大脳皮質]]の[[興奮性シナプス]]の約8割が[[樹状突起スパイン]]上に存在する。[[樹状突起スパイン]]の形状などは学習や[[記憶]]に応じて変化する。((貯蔵された記憶を可視化・消去する新技術を開発―記憶のメカニズム解明に前進― | お知らせ | 国立研究開発法人日本医療研究開発機構: http://www.amed.go.jp/news/release_20150910.html)) >[[樹状突起スパイン]]とは[[神経細胞]]の[[樹状突起]]から突き出ている小区画であり、[[脳]]のほとんどの[[興奮性シナプス]]の入力を『受信』しています。[[樹状突起スパイン]]は[[脳]]の正常な成熟課程を通じて成長し、[[精神遅滞]]や認知障害など、人間の多くの[[神経]]病では失われたり異常に変形したりします。また、[[樹状突起スパイン]]は可動性を備えており、動物の経験や[[脳]]の電気的通信に応じて数や形状が変化します。例えば、豊かな環境で育てられたラットは、刺激の少ない環境で生きているラットよりも多数の[[スパイン]]を持っています。また、[[シナプス]]の刺激によって新しい[[スパイン]]が生産されることもあります。((特集:樹状突起スパイン ―― コミュニケーションと情報保存のための脳内小構造体 - 理研BSIニュース No. 28(2005年5月号)- 独立行政法人 理化学研究所 脳科学総合研究センター(理研BSI): http://www.brain.riken.jp/bsi-news/bsinews28/no28/special.html)) [[長期記憶]]が形成される際、[[大脳]]の[[シナプス]]において[[樹状突起スパイン]]が増大する。この[[スパイン]]の動きが[[筋肉]]収縮と同程度の力で[[シナプス前部]]を押すことにより、伝達物質放出を増強する効果(圧[[感覚]])を持つことが報告されている。((共同発表:脳は記憶を力で刻む~シナプスの力と圧感覚による新しい伝達様式の発見~: https://www.jst.go.jp/pr/announce/20211125/index.html)) &tag(樹状突起,スパイン,神経,大脳皮質,記憶);
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