健康用語WEB事典
用語追加
更新履歴
用語一覧
ランキング
ランダム
最近更新された用語
プベルリン酸
プベルル酸
ハイドロトロープ
レカネマブ
KMT2A再構成AML
直接経口抗凝固薬
リバーロキサバン
腹式呼吸
ガストリン放出ペプチド
削除されたページ
ケタミン
コメント/桿状核球
もっと見る…
新しい用語解説ページの作成や既にあるページの編集を行うことができます。
ページの書き方については以下のページを御覧ください。
基本的なページの書き方
さらに詳細な編集機能について
[[リンク]]
((注釈))
^{上付き}
_{下付き}
6
8
10
12
14
16
18
20
文字サイズ
画像挿入
リダイレクト
インクルード
*油脂(oils and fats) [#s6618175] 常温で液体のあぶら(''[[油]]'')と固体のあぶら(''[[脂]]'')をまとめて油脂と呼ぶ。[[単純脂質]]のひとつ。 [[油]]と[[脂]]の違いは、それを構成する[[脂肪酸]]の種類(化学的構造)の違いによるものである。((福岡大学 理学部 機能生物化学研究室 生化学の基礎 脂質: http://www.sc.fukuoka-u.ac.jp/~bc1/Biochem/biochem5.htm)) [[脂肪]]とは本来、油脂のうち固体のものである[[脂]]を指す。((大学院生命理学研究科 教授 大隅隆 脂肪の代謝とその調節 ―からだのエネルギーバランス―: http://www.sci.u-hyogo.ac.jp/life/molbio/KOKAI.pdf)) 油脂の基本的な性質は以下のとおり。 >一般に,黄色もしくは褐色で,特有の匂いを有する。水には不溶,[[アルコール]]には難溶であるが,有機溶媒にはよく溶ける。比重が 0.90 ~ 0.97 で水に浮かぶ。((エステルとセッケン: http://www.ed.kanazawa-u.ac.jp/~kashida/PDF/chemIb/chap7/chemt707.pdf)) 油脂は[[グリセリン]]に3つの[[脂肪酸]]が結合した形をしている[[トリアシルグリセロール]]が主成分(95%以上)である。((最新の脂質栄養を理解するための基礎: http://www.kinjo-u.ac.jp/orc/document/topic1.pdf)) [[膵液]]中の[[消化酵素]]である[[リパーゼ]]([[膵リパーゼ]])によって[[グリセリン]]と[[脂肪酸]]が分離されて吸収される。((鈴峯女子短期大学 脂質: http://www.suzugamine.ac.jp/arinobu/gakusyuu/lipids.pdf)) >[[脂肪]]とは本来、[[油脂]](動植物の「あぶら」)のうち、常温で固体のものをいう。 >... >[[二重結合]]をもたない[[脂肪酸]]([[飽和脂肪酸]])は、[[二重結合]]をもつ[[脂肪酸]]([[不飽和脂肪酸]])に比べて融点(融ける温度)が高い。動物の[[油脂]]は、一般に[[飽和脂肪酸]]の割合が高いために融点が高く、常温では固体(すなわち[[脂肪]]または[[脂]])であることが多い。それに対して植物では、[[不飽和脂肪酸]]を多く含むために融点が低く、常温では液体(すなわち[[油]])のものが多い。((兵庫県立大学 大学院生命理学研究科 教授 大隅隆 脂肪の代謝とその調節 ―からだのエネルギーバランス―: http://www.sci.u-hyogo.ac.jp/life/molbio/KOKAI.pdf))
タイムスタンプを変更しない
存在するページ名にリンク
*油脂(oils and fats) [#s6618175] 常温で液体のあぶら(''[[油]]'')と固体のあぶら(''[[脂]]'')をまとめて油脂と呼ぶ。[[単純脂質]]のひとつ。 [[油]]と[[脂]]の違いは、それを構成する[[脂肪酸]]の種類(化学的構造)の違いによるものである。((福岡大学 理学部 機能生物化学研究室 生化学の基礎 脂質: http://www.sc.fukuoka-u.ac.jp/~bc1/Biochem/biochem5.htm)) [[脂肪]]とは本来、油脂のうち固体のものである[[脂]]を指す。((大学院生命理学研究科 教授 大隅隆 脂肪の代謝とその調節 ―からだのエネルギーバランス―: http://www.sci.u-hyogo.ac.jp/life/molbio/KOKAI.pdf)) 油脂の基本的な性質は以下のとおり。 >一般に,黄色もしくは褐色で,特有の匂いを有する。水には不溶,[[アルコール]]には難溶であるが,有機溶媒にはよく溶ける。比重が 0.90 ~ 0.97 で水に浮かぶ。((エステルとセッケン: http://www.ed.kanazawa-u.ac.jp/~kashida/PDF/chemIb/chap7/chemt707.pdf)) 油脂は[[グリセリン]]に3つの[[脂肪酸]]が結合した形をしている[[トリアシルグリセロール]]が主成分(95%以上)である。((最新の脂質栄養を理解するための基礎: http://www.kinjo-u.ac.jp/orc/document/topic1.pdf)) [[膵液]]中の[[消化酵素]]である[[リパーゼ]]([[膵リパーゼ]])によって[[グリセリン]]と[[脂肪酸]]が分離されて吸収される。((鈴峯女子短期大学 脂質: http://www.suzugamine.ac.jp/arinobu/gakusyuu/lipids.pdf)) >[[脂肪]]とは本来、[[油脂]](動植物の「あぶら」)のうち、常温で固体のものをいう。 >... >[[二重結合]]をもたない[[脂肪酸]]([[飽和脂肪酸]])は、[[二重結合]]をもつ[[脂肪酸]]([[不飽和脂肪酸]])に比べて融点(融ける温度)が高い。動物の[[油脂]]は、一般に[[飽和脂肪酸]]の割合が高いために融点が高く、常温では固体(すなわち[[脂肪]]または[[脂]])であることが多い。それに対して植物では、[[不飽和脂肪酸]]を多く含むために融点が低く、常温では液体(すなわち[[油]])のものが多い。((兵庫県立大学 大学院生命理学研究科 教授 大隅隆 脂肪の代謝とその調節 ―からだのエネルギーバランス―: http://www.sci.u-hyogo.ac.jp/life/molbio/KOKAI.pdf))
この用語を編集
/
画像添付