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*炎症(inflammation) [#yad75ff7] [[生体]]が内外から有害な刺激を受けた際に起こす防御反応。炎症は[[発赤]]や[[腫脹]]、[[発熱]]、[[疼痛]]などを伴う。((生体内多機能物質ラクトフェリンによる新たな炎症制御メカニズムを解明-ステロイドや免疫抑制薬に代わる副作用の少ない炎症性疾患治療薬の開発へ-:[慶應義塾]: https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/2016/8/1/28-18145/))((オータコイドの分子薬理学: http://ir.library.tohoku.ac.jp/re/bitstream/10097/51238/1/YANAGISAWA-Teruyuki-20111128.pdf)) [[発赤]]は[[血管]]拡張によって血流を増やし、修復を早めるために起こる。[[腫脹]]は[[免疫細胞]]が[[分泌]]する[[サイトカイン]]によって[[血管透過性]]が亢進することが原因。これによって[[好中球]]などが[[血管壁]]を通りやすくなり、[[細菌]]のいる場所へ移動しやすくなる。((西東社 カラー図解 免疫学の基本がわかる事典 鈴木隆二(2015/6/3): https://amzn.to/2SW7bgi)) >ケガをして[[皮膚]]が[[化膿]]したり、[[扁桃炎]]などが起こると、それを治すために[[白血球]]が動員され、[[化学]]物質を出して[[細菌]]などを殺そうとする。この際、[[白血球]]の出す[[化学]]物質によって局所が赤く腫れあがり、[[痛み]]が生じる。こうした反応を炎症といい、[[感染症]]、外傷、梗塞、[[がん]]などいろいろな病気でみられる。((技術評論社 奈良信雄 知りたいサイエンス とっても気になる血液の科学(2010/1/5))) 炎症による[[痛み]]の発生は、[[アラキドン酸]]から[[プロスタグランジン]]が生成されることによるとされる。 >炎症性の[[痛み]]のメカニズムは、[[必須脂肪酸]]の「[[アラキドン酸]]」を原料として、「[[シクロオキシゲナーゼ]]」という[[酵素]]の作用により発痛物質である「[[プロスタグランジンE2]]([[PGE2]])」が生成され、[[末梢神経]]が侵害刺激に対する応答が過敏となり、そのシグナルを[[脳]]が受け取ることで[[痛み]]を感じます。((レスベラトロールが炎症による痛みを緩和 株式会社ファンケルとの研究で確認: http://www.azabu-u.ac.jp/topics/pdf/160714_press.pdf)) 正常な[[生体]]防御反応なので、炎症を必要以上に抑えることは逆に[[免疫]]力を下げることになる場合がある。しかし、炎症が[[老化]]を促進することが明らかとなっている。((炎症(えんしょう) 感染による場合を例に 「病院の言葉」を分かりやすくする提案: http://www2.ninjal.ac.jp/byoin/teian/ruikeibetu/teiango/teiango-ruikei-b/ensyo.html))((百寿者の秘訣:健康寿命を延ばす二つの要因を発見 1,554 名を対象とする大規模高齢者コホート研究: https://www.keio.ac.jp/ja/press_release/2015/osa3qr0000010ruu-att/20150804_.pdf)) 炎症の推移を検査するには[[CRP]]([[C反応性タンパク質]])などの[[炎症マーカー]]を調べる。
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*炎症(inflammation) [#yad75ff7] [[生体]]が内外から有害な刺激を受けた際に起こす防御反応。炎症は[[発赤]]や[[腫脹]]、[[発熱]]、[[疼痛]]などを伴う。((生体内多機能物質ラクトフェリンによる新たな炎症制御メカニズムを解明-ステロイドや免疫抑制薬に代わる副作用の少ない炎症性疾患治療薬の開発へ-:[慶應義塾]: https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/2016/8/1/28-18145/))((オータコイドの分子薬理学: http://ir.library.tohoku.ac.jp/re/bitstream/10097/51238/1/YANAGISAWA-Teruyuki-20111128.pdf)) [[発赤]]は[[血管]]拡張によって血流を増やし、修復を早めるために起こる。[[腫脹]]は[[免疫細胞]]が[[分泌]]する[[サイトカイン]]によって[[血管透過性]]が亢進することが原因。これによって[[好中球]]などが[[血管壁]]を通りやすくなり、[[細菌]]のいる場所へ移動しやすくなる。((西東社 カラー図解 免疫学の基本がわかる事典 鈴木隆二(2015/6/3): https://amzn.to/2SW7bgi)) >ケガをして[[皮膚]]が[[化膿]]したり、[[扁桃炎]]などが起こると、それを治すために[[白血球]]が動員され、[[化学]]物質を出して[[細菌]]などを殺そうとする。この際、[[白血球]]の出す[[化学]]物質によって局所が赤く腫れあがり、[[痛み]]が生じる。こうした反応を炎症といい、[[感染症]]、外傷、梗塞、[[がん]]などいろいろな病気でみられる。((技術評論社 奈良信雄 知りたいサイエンス とっても気になる血液の科学(2010/1/5))) 炎症による[[痛み]]の発生は、[[アラキドン酸]]から[[プロスタグランジン]]が生成されることによるとされる。 >炎症性の[[痛み]]のメカニズムは、[[必須脂肪酸]]の「[[アラキドン酸]]」を原料として、「[[シクロオキシゲナーゼ]]」という[[酵素]]の作用により発痛物質である「[[プロスタグランジンE2]]([[PGE2]])」が生成され、[[末梢神経]]が侵害刺激に対する応答が過敏となり、そのシグナルを[[脳]]が受け取ることで[[痛み]]を感じます。((レスベラトロールが炎症による痛みを緩和 株式会社ファンケルとの研究で確認: http://www.azabu-u.ac.jp/topics/pdf/160714_press.pdf)) 正常な[[生体]]防御反応なので、炎症を必要以上に抑えることは逆に[[免疫]]力を下げることになる場合がある。しかし、炎症が[[老化]]を促進することが明らかとなっている。((炎症(えんしょう) 感染による場合を例に 「病院の言葉」を分かりやすくする提案: http://www2.ninjal.ac.jp/byoin/teian/ruikeibetu/teiango/teiango-ruikei-b/ensyo.html))((百寿者の秘訣:健康寿命を延ばす二つの要因を発見 1,554 名を対象とする大規模高齢者コホート研究: https://www.keio.ac.jp/ja/press_release/2015/osa3qr0000010ruu-att/20150804_.pdf)) 炎症の推移を検査するには[[CRP]]([[C反応性タンパク質]])などの[[炎症マーカー]]を調べる。
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