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*糖尿病(diabetes) [#r9883b8c] [[血液]]中の[[ブドウ糖]]([[グルコース]])を調整する[[インスリン]]を[[分泌]]する[[β細胞]]の異常や、[[インスリン]]が自体が効きにくくなることによって[[血糖]]が増え、[[血糖値]]が上がる病気。 [[血液]]中の[[ブドウ糖]]が[[尿]]に漏れ出る([[糖尿]]が出る)ことからその名前が付けられた。糖尿病の患者数は国内に約1000万人ほどと言われている。 **糖尿病の特徴 [#i690da11] 初期には[[自覚症状]]はほとんどないが、[[合併症]]を引き起こす可能性の高い危険な疾患。[[糖尿]]が出た時点で糖尿病はかなり進行していると考えられる。 [[血液]]中の[[グルコース]]がうまく消費されず、代わりに[[脂肪]]が消費されるため[[血液]]中の[[ケトン体]]が増加し、[[ケトン体]]を含んだ[[尿]]が出る場合がある。((鳥取大学医学部 二宮治明 膵臓のランゲルハンス島: http://www.ninomiya.med.tottori-u.ac.jp/homepage/end5.html)) [[血液]]中に増えた[[ブドウ糖]]が[[血管]]に様々な症状を引き起こすことで以下のような合併症が起こる。 ***糖尿病の合併症 [#tfc733f4] 大きな[[血管]]に生じる[[大血管障害]]と[[毛細血管]]などの小さい[[血管]]に生じる[[細小血管障害]]に分けられる。 [[細小血管障害]]に含まれる以下の障害は三大合併症とされる。 -[[糖尿病網膜症]] -[[糖尿病腎症]] -[[糖尿病神経障害]] 糖尿病によって[[動脈硬化]]が促進されるため、[[心筋梗塞]]や[[脳梗塞]]が起こりやすくなる(2~4倍)。また[[インスリン]]の濃度上昇が[[がん]]の発生率を高める可能性も指摘されている。 #include(一型糖尿病) #include(二型糖尿病) **糖尿病の原因 [#ma63379b] -[[肥満]] -[[脂肪]]の多い食事 -遺伝的要因 -[[脳]]の異常 [[脂肪]]の多い食事をすると、[[大腸]]の[[マクロファージ]]により[[炎症]]が引き起こされ[[インスリン抵抗性]]による[[糖尿病]]の発症につながることが判明した。しかし、体の[[脂肪]]が減りすぎても糖尿病になることが確認されている。((慶應義塾大学医学部 肥満に伴う大腸の炎症が、糖尿病発症につながることを明らかに: https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/files/2016/8/10/160810_1.pdf)) >実際、[[脂肪萎縮症]]の患者では重篤な糖尿病が起きることが知られています。これは[[脂肪細胞]]が委縮した場合、[[脂肪細胞]]から[[レプチン]]が放出されず、[[血糖]]を下げることができないため、糖尿病が起きるものと考えられます。[[レプチン]]をこの患者さんに投与すると糖尿病が著しく改善します。((脂肪細胞のホルモンが脳に働き糖尿病を防止/自然科学研究機構 生理学研究所: http://www.nips.ac.jp/contents/release/entry/2009/10/post-59.html)) また、[[酸化ストレス]]による[[脳]]の[[神経細胞]]への影響が糖尿病の原因となることが確認されている。 >今回の研究成果により、[[脳]]に[[酸化ストレス]]が蓄積すると、特に、全身の[[代謝]]調節に重要な[[視床下部]]領域の[[神経細胞]]数を減少させ、[[血糖]]降下[[ホルモン]]である[[インスリン]]や[[肥満]]抑制[[ホルモン]]である[[レプチン]]の作用を減弱させること、それを通して全身に[[肥満]]や[[糖尿病]]を引き起こすことがわかりました。さらに、[[脳]]の[[酸化ストレス]]を抑制することで、[[肥満]]や[[糖尿病]]を防ぐことが可能であることを明らかにしました。((酸化ストレスが糖尿病を引き起こすメカニズムを解明 酸化ストレス防御機構による肥満および糖尿病の改善作用 | プレスリリース | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-: http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2017/02/press20170220-01.html)) [[筋肉]]が減ると[[ブドウ糖]]の消費量が少なくなるため[[糖尿病]]は悪化する傾向にある。 **糖尿病の薬 [#y8c2981c] 主に[[血糖値]]を下げる働きをする。 ***[[インスリン抵抗性]]改善 [#ka309951] -[[ビグアナイド薬]] -[[チアゾリジン薬]] ***インスリン分泌促進 [#f1198cde] -[[グリニド薬]] -[[スルホニル尿素薬]] -[[DPP-4阻害薬]] ***その他 [#abe7a761] -[[α-グルコシダーゼ阻害薬]] -[[SGLT2阻害薬]] -[[インスリン製剤]]
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*糖尿病(diabetes) [#r9883b8c] [[血液]]中の[[ブドウ糖]]([[グルコース]])を調整する[[インスリン]]を[[分泌]]する[[β細胞]]の異常や、[[インスリン]]が自体が効きにくくなることによって[[血糖]]が増え、[[血糖値]]が上がる病気。 [[血液]]中の[[ブドウ糖]]が[[尿]]に漏れ出る([[糖尿]]が出る)ことからその名前が付けられた。糖尿病の患者数は国内に約1000万人ほどと言われている。 **糖尿病の特徴 [#i690da11] 初期には[[自覚症状]]はほとんどないが、[[合併症]]を引き起こす可能性の高い危険な疾患。[[糖尿]]が出た時点で糖尿病はかなり進行していると考えられる。 [[血液]]中の[[グルコース]]がうまく消費されず、代わりに[[脂肪]]が消費されるため[[血液]]中の[[ケトン体]]が増加し、[[ケトン体]]を含んだ[[尿]]が出る場合がある。((鳥取大学医学部 二宮治明 膵臓のランゲルハンス島: http://www.ninomiya.med.tottori-u.ac.jp/homepage/end5.html)) [[血液]]中に増えた[[ブドウ糖]]が[[血管]]に様々な症状を引き起こすことで以下のような合併症が起こる。 ***糖尿病の合併症 [#tfc733f4] 大きな[[血管]]に生じる[[大血管障害]]と[[毛細血管]]などの小さい[[血管]]に生じる[[細小血管障害]]に分けられる。 [[細小血管障害]]に含まれる以下の障害は三大合併症とされる。 -[[糖尿病網膜症]] -[[糖尿病腎症]] -[[糖尿病神経障害]] 糖尿病によって[[動脈硬化]]が促進されるため、[[心筋梗塞]]や[[脳梗塞]]が起こりやすくなる(2~4倍)。また[[インスリン]]の濃度上昇が[[がん]]の発生率を高める可能性も指摘されている。 #include(一型糖尿病) #include(二型糖尿病) **糖尿病の原因 [#ma63379b] -[[肥満]] -[[脂肪]]の多い食事 -遺伝的要因 -[[脳]]の異常 [[脂肪]]の多い食事をすると、[[大腸]]の[[マクロファージ]]により[[炎症]]が引き起こされ[[インスリン抵抗性]]による[[糖尿病]]の発症につながることが判明した。しかし、体の[[脂肪]]が減りすぎても糖尿病になることが確認されている。((慶應義塾大学医学部 肥満に伴う大腸の炎症が、糖尿病発症につながることを明らかに: https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/files/2016/8/10/160810_1.pdf)) >実際、[[脂肪萎縮症]]の患者では重篤な糖尿病が起きることが知られています。これは[[脂肪細胞]]が委縮した場合、[[脂肪細胞]]から[[レプチン]]が放出されず、[[血糖]]を下げることができないため、糖尿病が起きるものと考えられます。[[レプチン]]をこの患者さんに投与すると糖尿病が著しく改善します。((脂肪細胞のホルモンが脳に働き糖尿病を防止/自然科学研究機構 生理学研究所: http://www.nips.ac.jp/contents/release/entry/2009/10/post-59.html)) また、[[酸化ストレス]]による[[脳]]の[[神経細胞]]への影響が糖尿病の原因となることが確認されている。 >今回の研究成果により、[[脳]]に[[酸化ストレス]]が蓄積すると、特に、全身の[[代謝]]調節に重要な[[視床下部]]領域の[[神経細胞]]数を減少させ、[[血糖]]降下[[ホルモン]]である[[インスリン]]や[[肥満]]抑制[[ホルモン]]である[[レプチン]]の作用を減弱させること、それを通して全身に[[肥満]]や[[糖尿病]]を引き起こすことがわかりました。さらに、[[脳]]の[[酸化ストレス]]を抑制することで、[[肥満]]や[[糖尿病]]を防ぐことが可能であることを明らかにしました。((酸化ストレスが糖尿病を引き起こすメカニズムを解明 酸化ストレス防御機構による肥満および糖尿病の改善作用 | プレスリリース | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-: http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2017/02/press20170220-01.html)) [[筋肉]]が減ると[[ブドウ糖]]の消費量が少なくなるため[[糖尿病]]は悪化する傾向にある。 **糖尿病の薬 [#y8c2981c] 主に[[血糖値]]を下げる働きをする。 ***[[インスリン抵抗性]]改善 [#ka309951] -[[ビグアナイド薬]] -[[チアゾリジン薬]] ***インスリン分泌促進 [#f1198cde] -[[グリニド薬]] -[[スルホニル尿素薬]] -[[DPP-4阻害薬]] ***その他 [#abe7a761] -[[α-グルコシダーゼ阻害薬]] -[[SGLT2阻害薬]] -[[インスリン製剤]]
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