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*胃がん(gastric cancer, stomach cancer) [#t11ff20b] [[胃]]の[[粘膜]]からできる[[がん]]。年間13万人以上が罹患する国内で最も多い[[がん]]。[[萎縮性胃炎]]などによる[[胃]][[粘膜]]の萎縮があると発生しやすい。((新星出版社 図解 あきらめない 放置しない! がん医療 済陽高穂(2015/2/25))) 進行は[[大腸がん]]よりは速いが、[[食道がん]]ほど速くはない。 胃がんの初期にはほとんど[[自覚症状]]がなく、[[胸焼け]]など胃がんとは関係のない症状による受診や検査などによって偶然発見されることがある。例えば、[[バリウム]]を用いた[[X線]]検査や[[内視鏡]]による検査によって発見される。((第9回市民公開講座 質疑応答:講演1|がん治療センター|順天堂医院: https://www.juntendo.ac.jp/hospital/clinic/cancer/patient/program/answer/kouza_09_2_1.html)) 原因の大半は[[ピロリ菌]]の[[感染]]。[[塩分]]摂取量が多いと[[ピロリ菌]]による[[炎症]]が悪化する。しかし、[[ピロリ菌]]の[[感染]]者のうち実際に胃がんを発症するのは1%以下であり、[[ピロリ菌]]に[[感染]]していれば必ず胃がんとなるわけではない。 >胃がんは秋田が男女とも一番多く、新潟、石川、山形、富山、鳥取など、[[塩分]]摂取量の高い東北地域や日本海側が上位を占めました。胃がんの原因の95%は程度が[[ピロリ菌]]の[[感染]]といわれていますが、[[塩分]]の高い食事は[[ピロリ菌]]による[[炎症]]を悪化させ、発[[がん]]のリスクを高めるのです。((中央公論新社 中川恵一 知れば怖くない 本当のがんの話 (2017/1/15))) マウスによる実験では、単に[[ピロリ菌]]に[[感染]]させたマウスは1匹も胃がんにならなかったが、[[ピロリ菌]]に[[感染]]してかつ多量の[[塩分]]を摂取させたマウスに胃がんが頻発したことが報告されている。 [[粘膜]]に留まっている場合は[[内視鏡]]治療、[[筋]]層まで広がった進行[[がん]]であれば[[手術]]が主な治療法となる。
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*胃がん(gastric cancer, stomach cancer) [#t11ff20b] [[胃]]の[[粘膜]]からできる[[がん]]。年間13万人以上が罹患する国内で最も多い[[がん]]。[[萎縮性胃炎]]などによる[[胃]][[粘膜]]の萎縮があると発生しやすい。((新星出版社 図解 あきらめない 放置しない! がん医療 済陽高穂(2015/2/25))) 進行は[[大腸がん]]よりは速いが、[[食道がん]]ほど速くはない。 胃がんの初期にはほとんど[[自覚症状]]がなく、[[胸焼け]]など胃がんとは関係のない症状による受診や検査などによって偶然発見されることがある。例えば、[[バリウム]]を用いた[[X線]]検査や[[内視鏡]]による検査によって発見される。((第9回市民公開講座 質疑応答:講演1|がん治療センター|順天堂医院: https://www.juntendo.ac.jp/hospital/clinic/cancer/patient/program/answer/kouza_09_2_1.html)) 原因の大半は[[ピロリ菌]]の[[感染]]。[[塩分]]摂取量が多いと[[ピロリ菌]]による[[炎症]]が悪化する。しかし、[[ピロリ菌]]の[[感染]]者のうち実際に胃がんを発症するのは1%以下であり、[[ピロリ菌]]に[[感染]]していれば必ず胃がんとなるわけではない。 >胃がんは秋田が男女とも一番多く、新潟、石川、山形、富山、鳥取など、[[塩分]]摂取量の高い東北地域や日本海側が上位を占めました。胃がんの原因の95%は程度が[[ピロリ菌]]の[[感染]]といわれていますが、[[塩分]]の高い食事は[[ピロリ菌]]による[[炎症]]を悪化させ、発[[がん]]のリスクを高めるのです。((中央公論新社 中川恵一 知れば怖くない 本当のがんの話 (2017/1/15))) マウスによる実験では、単に[[ピロリ菌]]に[[感染]]させたマウスは1匹も胃がんにならなかったが、[[ピロリ菌]]に[[感染]]してかつ多量の[[塩分]]を摂取させたマウスに胃がんが頻発したことが報告されている。 [[粘膜]]に留まっている場合は[[内視鏡]]治療、[[筋]]層まで広がった進行[[がん]]であれば[[手術]]が主な治療法となる。
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