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*血栓(blood clot, thrombus) [#kd43cbb7] [[血管]]内にできる[[血液]]の塊。[[塞栓子]]のひとつ。 外傷を修復するために[[血液]]が[[凝集]]してできる。[[血管]]が傷ついてできた血栓は、出血や外部からの[[病原体]]の侵入を防ぐ。また、血栓内には[[PDGF]]や[[VEGF]]などの[[増殖因子]]と、その阻害因子([[TGF-β]])などを含まれ、[[血管]]の修復に関わる。((第42回 河口湖心臓討論会 血管内皮細胞障害と血栓 丸山征郎: https://www.jstage.jst.go.jp/article/shinzo/41/2/41_204/_pdf)) 血流の悪化などよって[[血管]]内に発生する血栓は、[[血管]]を塞いで[[血液]]の流れを遮断して[[脳梗塞]]のような[[血栓症]]を引き起こす場合がある。 >血栓は,主に[[動脈硬化]]部位で形成される[[動脈血栓]],[[静脈]]での[[鬱血]]などで形成される[[静脈血栓]],そして[[臓器]]の[[毛細血管]]内で形成される[[微小循環血栓]]に大別される。((血栓症治療薬の進歩 新しい経口抗凝固薬を中心に 鈴木宏治 鈴鹿医療科学大学 薬学部 薬学科: http://www.suzuka-u.ac.jp/information/bulletin/pdf/2012/12-01-suzuki.pdf)) **止血における血栓 [#g270f46c] 止血のために[[血管]]の傷を塞ぐための[[血液]](主に[[血小板]])の塊のことも血栓と呼ぶ。この血栓は傷が修復されると溶かされる([[線溶]])((血栓傾向を呈する血液疾患 -播種性血管内凝固-: http://www.med.kindai.ac.jp/transfusion/ketsuekigaku11.pdf)) >止血反応は, >1)[[血管]]の損傷部位への[[血小板血栓]]の形成、 >2)血液凝固系の作動を介した[[フィブリン]]塊の生成による[[血小板血栓]]の強化、 >3)XIII因子(フィブリン安定化因子)の作用での[[フィブリン]]分子間架橋形成による止血栓の安定化、 >からなる。 >一方、生体内には形成された[[フィブリン]]塊を溶解し止血栓を除去するための[[線維素溶解]]([[線溶]])機構も用意されている。((岡山大学 Dダイマー, D dimer: https://www.okayama-u.ac.jp/user/hos/kensa/gyouko/dd.htm)) ***一次止血栓([[血小板血栓]]) [#i132b9d5] [[血管]]に傷がつくと、[[血小板]]が集まって、傷ついた部分を塞ぐために[[血小板]]同士が結合して塊を作る。これが止血における一次止血栓を形成する。(([80] 血液をさらさらにする薬 | 血管・血液 | 循環器病あれこれ | 国立循環器病研究センター 循環器病情報サービス: http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/blood/pamph80.html)) これは[[血小板血栓]]とも呼ばれる。 ***二次止血栓 [#k8161a8a] [[血小板血栓]]のみでは脆い血栓なので、さらに[[フィブリン]]という[[血液凝固因子]]が一次止血栓を取り囲み、強固な二次止血栓を形成する。 **止血に関係する疾患 [#cd1f52b2] -[[血小板無力症]] -[[血友病]]
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*血栓(blood clot, thrombus) [#kd43cbb7] [[血管]]内にできる[[血液]]の塊。[[塞栓子]]のひとつ。 外傷を修復するために[[血液]]が[[凝集]]してできる。[[血管]]が傷ついてできた血栓は、出血や外部からの[[病原体]]の侵入を防ぐ。また、血栓内には[[PDGF]]や[[VEGF]]などの[[増殖因子]]と、その阻害因子([[TGF-β]])などを含まれ、[[血管]]の修復に関わる。((第42回 河口湖心臓討論会 血管内皮細胞障害と血栓 丸山征郎: https://www.jstage.jst.go.jp/article/shinzo/41/2/41_204/_pdf)) 血流の悪化などよって[[血管]]内に発生する血栓は、[[血管]]を塞いで[[血液]]の流れを遮断して[[脳梗塞]]のような[[血栓症]]を引き起こす場合がある。 >血栓は,主に[[動脈硬化]]部位で形成される[[動脈血栓]],[[静脈]]での[[鬱血]]などで形成される[[静脈血栓]],そして[[臓器]]の[[毛細血管]]内で形成される[[微小循環血栓]]に大別される。((血栓症治療薬の進歩 新しい経口抗凝固薬を中心に 鈴木宏治 鈴鹿医療科学大学 薬学部 薬学科: http://www.suzuka-u.ac.jp/information/bulletin/pdf/2012/12-01-suzuki.pdf)) **止血における血栓 [#g270f46c] 止血のために[[血管]]の傷を塞ぐための[[血液]](主に[[血小板]])の塊のことも血栓と呼ぶ。この血栓は傷が修復されると溶かされる([[線溶]])((血栓傾向を呈する血液疾患 -播種性血管内凝固-: http://www.med.kindai.ac.jp/transfusion/ketsuekigaku11.pdf)) >止血反応は, >1)[[血管]]の損傷部位への[[血小板血栓]]の形成、 >2)血液凝固系の作動を介した[[フィブリン]]塊の生成による[[血小板血栓]]の強化、 >3)XIII因子(フィブリン安定化因子)の作用での[[フィブリン]]分子間架橋形成による止血栓の安定化、 >からなる。 >一方、生体内には形成された[[フィブリン]]塊を溶解し止血栓を除去するための[[線維素溶解]]([[線溶]])機構も用意されている。((岡山大学 Dダイマー, D dimer: https://www.okayama-u.ac.jp/user/hos/kensa/gyouko/dd.htm)) ***一次止血栓([[血小板血栓]]) [#i132b9d5] [[血管]]に傷がつくと、[[血小板]]が集まって、傷ついた部分を塞ぐために[[血小板]]同士が結合して塊を作る。これが止血における一次止血栓を形成する。(([80] 血液をさらさらにする薬 | 血管・血液 | 循環器病あれこれ | 国立循環器病研究センター 循環器病情報サービス: http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/blood/pamph80.html)) これは[[血小板血栓]]とも呼ばれる。 ***二次止血栓 [#k8161a8a] [[血小板血栓]]のみでは脆い血栓なので、さらに[[フィブリン]]という[[血液凝固因子]]が一次止血栓を取り囲み、強固な二次止血栓を形成する。 **止血に関係する疾患 [#cd1f52b2] -[[血小板無力症]] -[[血友病]]
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