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*鉄(iron) [#q3e39378] [[ヘモグロビン]]の原料となり、主に[[酸素]]を[[細胞]]に運ぶ働きをする[[ミネラル]]。食品の栄養素としての鉄を強調する場合は「[[鉄分]]」と表記されることもある。 ヒトは鉄を1日約1mgを消費する。しかし、食品からは8〜15%程度しか吸収できないため、消費量の約10倍(10mg)を摂取する必要がある。大部分は[[十二指腸]]で吸収される。吸収された[[鉄]]は[[トランスフェリン]]と結合して[[血液]]中を移動する。((腸で鉄の吸収を調節するメカニズムの一端を解明 -貧血時に鉄吸収を促進するフィードバック機構を発見- — 京都大学: http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2017/170524_1.html)) 鉄には植物性食品に含まれる[[非ヘム鉄]]([[三価鉄]]、Fe^{3+})と肉類に含まれる[[ヘム鉄]]([[二価鉄]]、Fe^{2+})の二種類があり、[[ヘム鉄]]の方が3倍以上吸収されやすい。[[ビタミンC]]は[[非ヘム鉄]]を[[還元]]して[[ヘム鉄]]とすることで吸収を助ける。((鉄と貧血 国際医療センター造血器腫瘍科 松田晃: http://www.saitama-med.ac.jp/lecture/materials/51-H2106-2.pdf))((西東社 カラー図解 栄養学の基本がわかる事典 川島由起子(2013/4/4): https://amzn.to/2tzGwYt)) >鉄[[イオン]]は[[酸化]]型(Fe^{3+})より[[還元]]型(Fe^{2+})のほうが体内に吸収されやすいため、金属[[イオン]]を[[還元]]型にできる[[ビタミンC]]と[[鉄分]]を一緒に摂ることが栄養学的に推奨されています。((秀和システム 生化学若い研究者の会 これだけ!生化学)) 逆に[[カフェイン]]や[[フィチン酸]]、[[シュウ酸]]、[[タンニン]]、[[カルシウム]]、[[リン酸塩]]などは[[非ヘム鉄]]の吸収を妨げる。((ビタミン・ミネラルの本 [吉川 敏一]))((西東社 カラー図解 栄養学の基本がわかる事典 川島由起子(2013/4/4): https://amzn.to/2tzGwYt)) 鉄の欠乏症は[[貧血]]。過剰症は[[ヘモクロマトーシス]]。 **鉄の推奨摂取量((日本人の食事摂取基準(2015年版)スライド集: http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000056112.html)) [#v160df98] |~年齢(歳)|>|~性別ごとの推奨量(mg)| |~|~男性|~女性| |1~2|4.5|4.5| |3~5|5.5|5.0| |6~7|6.5|6.5| |8~9|8.0|8.5| |10~11|10.0|10.0| |12~14|11.5|10.0| |15~17|9.5|7.0| |18~29|7.0|6.0| |30~49|7.5|6.5| |50~69|7.5|6.5| |70~|7.0|6.5|
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*鉄(iron) [#q3e39378] [[ヘモグロビン]]の原料となり、主に[[酸素]]を[[細胞]]に運ぶ働きをする[[ミネラル]]。食品の栄養素としての鉄を強調する場合は「[[鉄分]]」と表記されることもある。 ヒトは鉄を1日約1mgを消費する。しかし、食品からは8〜15%程度しか吸収できないため、消費量の約10倍(10mg)を摂取する必要がある。大部分は[[十二指腸]]で吸収される。吸収された[[鉄]]は[[トランスフェリン]]と結合して[[血液]]中を移動する。((腸で鉄の吸収を調節するメカニズムの一端を解明 -貧血時に鉄吸収を促進するフィードバック機構を発見- — 京都大学: http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2017/170524_1.html)) 鉄には植物性食品に含まれる[[非ヘム鉄]]([[三価鉄]]、Fe^{3+})と肉類に含まれる[[ヘム鉄]]([[二価鉄]]、Fe^{2+})の二種類があり、[[ヘム鉄]]の方が3倍以上吸収されやすい。[[ビタミンC]]は[[非ヘム鉄]]を[[還元]]して[[ヘム鉄]]とすることで吸収を助ける。((鉄と貧血 国際医療センター造血器腫瘍科 松田晃: http://www.saitama-med.ac.jp/lecture/materials/51-H2106-2.pdf))((西東社 カラー図解 栄養学の基本がわかる事典 川島由起子(2013/4/4): https://amzn.to/2tzGwYt)) >鉄[[イオン]]は[[酸化]]型(Fe^{3+})より[[還元]]型(Fe^{2+})のほうが体内に吸収されやすいため、金属[[イオン]]を[[還元]]型にできる[[ビタミンC]]と[[鉄分]]を一緒に摂ることが栄養学的に推奨されています。((秀和システム 生化学若い研究者の会 これだけ!生化学)) 逆に[[カフェイン]]や[[フィチン酸]]、[[シュウ酸]]、[[タンニン]]、[[カルシウム]]、[[リン酸塩]]などは[[非ヘム鉄]]の吸収を妨げる。((ビタミン・ミネラルの本 [吉川 敏一]))((西東社 カラー図解 栄養学の基本がわかる事典 川島由起子(2013/4/4): https://amzn.to/2tzGwYt)) 鉄の欠乏症は[[貧血]]。過剰症は[[ヘモクロマトーシス]]。 **鉄の推奨摂取量((日本人の食事摂取基準(2015年版)スライド集: http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000056112.html)) [#v160df98] |~年齢(歳)|>|~性別ごとの推奨量(mg)| |~|~男性|~女性| |1~2|4.5|4.5| |3~5|5.5|5.0| |6~7|6.5|6.5| |8~9|8.0|8.5| |10~11|10.0|10.0| |12~14|11.5|10.0| |15~17|9.5|7.0| |18~29|7.0|6.0| |30~49|7.5|6.5| |50~69|7.5|6.5| |70~|7.0|6.5|
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