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*非ステロイド系抗炎症薬&size(16){(non-steroidal anti inflammatory drugs : NSAIDs)}; [#u6db3e46] [[ステロイド]]作用をもたない抗[[炎症]]薬の総称。[[解熱鎮痛薬]]の分類のひとつ。代表的なものは[[サリシン]]に含まれる[[サリチル酸]]。 [[シクロオキシゲナーゼ]]を阻害して[[プロスタグランジン]]の産生を抑制することが確認されている。 1990年代前半に、[[アスピリン]]の常用患者で[[大腸がん]]や[[胃がん]]の発生率が有意に低いことが報告され、その後、非ステロイド系抗炎症薬の長期服用により、罹患率、死亡率ともに低下するという報告が数多くされた。これは後に、これらの[[がん細胞]]が多く持つ[[シクロオキシゲナーゼ-2]]を非ステロイド系抗炎症薬が阻害することで[[細胞]]増殖を抑えているからであることが確認された。((COX-2阻害薬と腫瘍性疾患 森崇 岐阜大学応用生物科学部獣医臨床腫瘍学: https://www.animalhospital.gifu-u.ac.jp/seminar/pdf/file013_01.pdf)) [[シクロオキシゲナーゼ-1]]([[COX-1]])を阻害する作用もあるため、これによる[[消化性潰瘍]]などの[[胃]][[粘膜]]障害の[[副作用]]がある。これを防ぐために[[COX-2]]を選択的に阻害する[[薬剤]]が使用される。((関節リウマチ|大阪大学 免疫内科: http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/imed3/lab_2/page4/page4-9.html)) **非ステロイド系抗炎症薬の種類((聖マリアンナ医科大学 医学会 非ステロイド抗炎症薬 川合眞一: http://igakukai.marianna-u.ac.jp/idaishi/www/296/01kawai.pdf)) [#seba96b8] -[[サリシン]]([[サリチル酸]]) -[[アセチルサリチル酸]]([[アスピリン]]) -[[フェニルブタゾン]] -[[インドメタシン]] -[[メフェナム酸]] -[[ジクロフェナク]] -[[ピロキシカム]] -[[スリンダク]] -[[ナブメトン]] -[[ロキソプロフェン]] 個々の非ステロイド系抗炎症薬の[[化学]]構造は異なるが、[[炎症]]を抑える作用機構はほぼ同じであるとされる。それ以外の作用に関しては[[化合物]]ごとに違いが見られる。 >[[NSAID]]の多くは,[[カルボキシル基]]を有する以外,各々の[[化学]]構造は様々である.しかしながら,その作用機序は概して[[シクロオキシゲナーゼ]]([[COX]])の阻害作用による[[プロスタノイド]][[生合成]]の抑制であると考えられている.((インドメタシンの新たな抗がん機構の解明:シクロオキシゲナーゼ阻害非依存的作用の探求: https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/137/4/137_4_177/_article/-char/ja/))
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*非ステロイド系抗炎症薬&size(16){(non-steroidal anti inflammatory drugs : NSAIDs)}; [#u6db3e46] [[ステロイド]]作用をもたない抗[[炎症]]薬の総称。[[解熱鎮痛薬]]の分類のひとつ。代表的なものは[[サリシン]]に含まれる[[サリチル酸]]。 [[シクロオキシゲナーゼ]]を阻害して[[プロスタグランジン]]の産生を抑制することが確認されている。 1990年代前半に、[[アスピリン]]の常用患者で[[大腸がん]]や[[胃がん]]の発生率が有意に低いことが報告され、その後、非ステロイド系抗炎症薬の長期服用により、罹患率、死亡率ともに低下するという報告が数多くされた。これは後に、これらの[[がん細胞]]が多く持つ[[シクロオキシゲナーゼ-2]]を非ステロイド系抗炎症薬が阻害することで[[細胞]]増殖を抑えているからであることが確認された。((COX-2阻害薬と腫瘍性疾患 森崇 岐阜大学応用生物科学部獣医臨床腫瘍学: https://www.animalhospital.gifu-u.ac.jp/seminar/pdf/file013_01.pdf)) [[シクロオキシゲナーゼ-1]]([[COX-1]])を阻害する作用もあるため、これによる[[消化性潰瘍]]などの[[胃]][[粘膜]]障害の[[副作用]]がある。これを防ぐために[[COX-2]]を選択的に阻害する[[薬剤]]が使用される。((関節リウマチ|大阪大学 免疫内科: http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/imed3/lab_2/page4/page4-9.html)) **非ステロイド系抗炎症薬の種類((聖マリアンナ医科大学 医学会 非ステロイド抗炎症薬 川合眞一: http://igakukai.marianna-u.ac.jp/idaishi/www/296/01kawai.pdf)) [#seba96b8] -[[サリシン]]([[サリチル酸]]) -[[アセチルサリチル酸]]([[アスピリン]]) -[[フェニルブタゾン]] -[[インドメタシン]] -[[メフェナム酸]] -[[ジクロフェナク]] -[[ピロキシカム]] -[[スリンダク]] -[[ナブメトン]] -[[ロキソプロフェン]] 個々の非ステロイド系抗炎症薬の[[化学]]構造は異なるが、[[炎症]]を抑える作用機構はほぼ同じであるとされる。それ以外の作用に関しては[[化合物]]ごとに違いが見られる。 >[[NSAID]]の多くは,[[カルボキシル基]]を有する以外,各々の[[化学]]構造は様々である.しかしながら,その作用機序は概して[[シクロオキシゲナーゼ]]([[COX]])の阻害作用による[[プロスタノイド]][[生合成]]の抑制であると考えられている.((インドメタシンの新たな抗がん機構の解明:シクロオキシゲナーゼ阻害非依存的作用の探求: https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/137/4/137_4_177/_article/-char/ja/))
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