健康用語WEB事典
用語追加
更新履歴
用語一覧
ランキング
ランダム
最近更新された用語
プベルリン酸
プベルル酸
ハイドロトロープ
レカネマブ
KMT2A再構成AML
直接経口抗凝固薬
リバーロキサバン
腹式呼吸
ガストリン放出ペプチド
削除されたページ
ケタミン
コメント/桿状核球
もっと見る…
新しい用語解説ページの作成や既にあるページの編集を行うことができます。
ページの書き方については以下のページを御覧ください。
基本的なページの書き方
さらに詳細な編集機能について
[[リンク]]
((注釈))
^{上付き}
_{下付き}
6
8
10
12
14
16
18
20
文字サイズ
画像挿入
リダイレクト
インクルード
*MHCクラスⅡ分子&size(16){(major histocompatibility complex class II)}; [#a6747e43] [[MHC]]のひとつ。通常の[[体細胞]]には存在せず、[[ヘルパーT細胞]]へ[[抗原]]提示を行う[[抗原提示細胞]]([[プロフェッショナル抗原提示細胞]])のみが[[発現]]している。構造としては1回膜貫通[[タンパク質]]であるα鎖(約230個の[[アミノ酸]]、約33〜35[[kDa]])とβ鎖(約230個の[[アミノ酸]]、約27〜29[[kDa]])からなる[[ヘテロ二量体]]。((樹状細胞における細胞表面 MHC-II 分子の発現制御機構 古田和幸: http://www.jbsoc.or.jp/seika/wp-content/uploads/2014/08/86-01-10.pdf))((熊本大学大学院生命科学研究部・教育部 蛋白質・核酸・酵素 T細胞に抗原を認識させる主要組織適合抗原の構造と機能: http://srv02.medic.kumamoto-u.ac.jp/dept/immunoge/frame/PNE.pdf)) 主として[[エンドサイトーシス]]によって取り込まれた外来性[[タンパク質]]由来の[[ペプチド]]断片を[[ヘルパーT細胞]]に提示する。[[ヘルパーT細胞]]は、MHCクラスⅡ分子に挟み込まれた[[エピトープ]]を認識する。((特集:生体防御メカニズムの分子基盤 非古典的MHCクラスI分子の構造と機能 梶川瑞穂 笠原正典: http://www.jbsoc.or.jp/seika/wp-content/uploads/2013/11/81-03-07.pdf)) >クラスⅡは[[抗原]]をヘルパー系[[T細胞]]に見せるための分子なので、[[樹状細胞]]、[[マクロファージ]]、[[B細胞]]など[[ヘルパーT細胞]]と相互作用をおこなう[[細胞]]が[[発現]]しており、ほかの[[細胞]]は[[発現]]しない。なお、[[B細胞]]が[[抗原]]提示できる相手は、あらかじめ活性化された[[T細胞]]に限られる。((技術評論社 桂義元 免疫はがんに何をしているのか? 見えてきた免疫のメカニズム 2016/12/25)) これによって[[細胞]]外から取り込んだ[[抗原]]を提示する。[[細胞]]内の[[タンパク質]]の提示は[[MHCクラスⅠ分子]]が担当する。 [[樹状細胞]]において、MHCクラスⅡ分子は[[MARCH-I]]による[[ユビキチン化]]によって[[細胞]]内に局在し、[[ユビキチン化]]が消失することで[[細胞]]表面へと移動することが報告されている。((樹状細胞における細胞表面 MHC-II 分子の発現制御機構 古田和幸: http://www.jbsoc.or.jp/seika/wp-content/uploads/2014/08/86-01-10.pdf)) ヒトのMHCクラスⅡ分子を特に[[HLAクラスⅡ分子]]と呼ぶ。 #include(HLAクラスⅡ分子);
タイムスタンプを変更しない
存在するページ名にリンク
*MHCクラスⅡ分子&size(16){(major histocompatibility complex class II)}; [#a6747e43] [[MHC]]のひとつ。通常の[[体細胞]]には存在せず、[[ヘルパーT細胞]]へ[[抗原]]提示を行う[[抗原提示細胞]]([[プロフェッショナル抗原提示細胞]])のみが[[発現]]している。構造としては1回膜貫通[[タンパク質]]であるα鎖(約230個の[[アミノ酸]]、約33〜35[[kDa]])とβ鎖(約230個の[[アミノ酸]]、約27〜29[[kDa]])からなる[[ヘテロ二量体]]。((樹状細胞における細胞表面 MHC-II 分子の発現制御機構 古田和幸: http://www.jbsoc.or.jp/seika/wp-content/uploads/2014/08/86-01-10.pdf))((熊本大学大学院生命科学研究部・教育部 蛋白質・核酸・酵素 T細胞に抗原を認識させる主要組織適合抗原の構造と機能: http://srv02.medic.kumamoto-u.ac.jp/dept/immunoge/frame/PNE.pdf)) 主として[[エンドサイトーシス]]によって取り込まれた外来性[[タンパク質]]由来の[[ペプチド]]断片を[[ヘルパーT細胞]]に提示する。[[ヘルパーT細胞]]は、MHCクラスⅡ分子に挟み込まれた[[エピトープ]]を認識する。((特集:生体防御メカニズムの分子基盤 非古典的MHCクラスI分子の構造と機能 梶川瑞穂 笠原正典: http://www.jbsoc.or.jp/seika/wp-content/uploads/2013/11/81-03-07.pdf)) >クラスⅡは[[抗原]]をヘルパー系[[T細胞]]に見せるための分子なので、[[樹状細胞]]、[[マクロファージ]]、[[B細胞]]など[[ヘルパーT細胞]]と相互作用をおこなう[[細胞]]が[[発現]]しており、ほかの[[細胞]]は[[発現]]しない。なお、[[B細胞]]が[[抗原]]提示できる相手は、あらかじめ活性化された[[T細胞]]に限られる。((技術評論社 桂義元 免疫はがんに何をしているのか? 見えてきた免疫のメカニズム 2016/12/25)) これによって[[細胞]]外から取り込んだ[[抗原]]を提示する。[[細胞]]内の[[タンパク質]]の提示は[[MHCクラスⅠ分子]]が担当する。 [[樹状細胞]]において、MHCクラスⅡ分子は[[MARCH-I]]による[[ユビキチン化]]によって[[細胞]]内に局在し、[[ユビキチン化]]が消失することで[[細胞]]表面へと移動することが報告されている。((樹状細胞における細胞表面 MHC-II 分子の発現制御機構 古田和幸: http://www.jbsoc.or.jp/seika/wp-content/uploads/2014/08/86-01-10.pdf)) ヒトのMHCクラスⅡ分子を特に[[HLAクラスⅡ分子]]と呼ぶ。 #include(HLAクラスⅡ分子);
この用語を編集
/
画像添付