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*PAI-1(plasminogen activator inhibitor-1) [#ad2b8c4e] [[プラスミノーゲン活性化因子]]を特異的かつ即時的に阻害して[[血栓]]を溶解する[[線溶系]]の開始段階を制御する[[タンパク質]]。[[組織]]内において[[血管内皮細胞]]の[[遊走]]を担う。[[プラスミノーゲンアクチベーターインヒビター1]]。((奈良県立医科大学 トータルPAI-1 (tPA・PAI-1複合体): http://www.naramed-u.ac.jp/~lab-h/labo/ichiji-s/%E8%A1%80%E6%B6%B2/2B310%20%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%AB[[PAI-1]](tPA.PAI-1%E8%A4%87%E5%90%88%E4%BD%93)%20plasminogen%20activator%20inhibitor%201.pdf))((歯周病菌が血管の修復を妨げる仕組みを発見 -歯周病... | プレスリリース・研究成果 | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-: https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2021/12/press20211209-02-tooth.html)) **PAI-1の産生と状態 [#q332b1dc] [[血管内皮細胞]]や[[肝臓]]([[肝細胞]])、[[平滑筋細胞]]、[[血小板]]などから産生され、[[血栓]]形成部位において[[tPA]]を速やかに阻害し、[[プラスミン]]の生成を抑制して[[フィブリン]][[血栓]]の溶解を阻害する。((II.各論 実地医家に必要な新しい検査と重要な検査項目 5.血液疾患 2)凝固・線溶系 山﨑雅英 朝倉英策 尾崎由基男: https://kanazawa-u.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=13848&item_no=1&page_id=13&block_id=21)) [[血液]]中では活性型、[[プラスミノーゲン]]との複合体、活性のない潜在型などとして存在するが非常に[[不安]]定。[[ビトロネクチン]]に結合することによって、活性が安定になる。((Trends in Glycoscience and Glycotechnology ビトロネクチンの構造と機能: https://www.jstage.jst.go.jp/article/tigg1989/8/43/8_43_327/_article/-char/ja/)) また、加齢によって[[血管内皮]]からの[[発現]]が増強される。((KAKEN — 研究課題をさがす | 線溶阻害因子PAI-1による血管老化促進機構の解析 (KAKENHI-PROJECT-20590881): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-20590881/)) **PAI-1に関わる疾患 [#o76cfd18] [[敗血症]]や[[心血管]]傷害、[[動脈硬化]]性疾患、[[全身性エリテマトーデス]]、[[抗リン脂質抗体症候群]]、[[肥満]]、[[インスリン抵抗性]]を示す[[メタボリックシンドローム]]などで活性型[[PAI-1]]が高値となり、形成された[[血栓]]が溶解されにくくなり[[臓器]]障害を来す原因となる。 [[新型コロナウイルス]]([[SARS-CoV-2]])の[[感染]]により早期に[[IL-6]]が[[血]]中に増加し、これが[[血管]]から[[PAI-1]]を放出させることで[[血栓]]を作らせ、[[血管]]から[[液性]]成分を漏出させて[[炎症]]の重症化を起こすことが報告されている。((新型コロナウイルス感染性肺炎の重症化抑制の仕組みを解明 IL-6 を抑えて血管障害因子の産生を抑制する: http://www.ifrec.osaka-u.ac.jp/jpn/research/upload_img/commentary_20200822j.pdf)) &tag(タンパク質,血管,血管内皮細胞,肝臓,血栓,線溶系);
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*PAI-1(plasminogen activator inhibitor-1) [#ad2b8c4e] [[プラスミノーゲン活性化因子]]を特異的かつ即時的に阻害して[[血栓]]を溶解する[[線溶系]]の開始段階を制御する[[タンパク質]]。[[組織]]内において[[血管内皮細胞]]の[[遊走]]を担う。[[プラスミノーゲンアクチベーターインヒビター1]]。((奈良県立医科大学 トータルPAI-1 (tPA・PAI-1複合体): http://www.naramed-u.ac.jp/~lab-h/labo/ichiji-s/%E8%A1%80%E6%B6%B2/2B310%20%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%AB[[PAI-1]](tPA.PAI-1%E8%A4%87%E5%90%88%E4%BD%93)%20plasminogen%20activator%20inhibitor%201.pdf))((歯周病菌が血管の修復を妨げる仕組みを発見 -歯周病... | プレスリリース・研究成果 | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-: https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2021/12/press20211209-02-tooth.html)) **PAI-1の産生と状態 [#q332b1dc] [[血管内皮細胞]]や[[肝臓]]([[肝細胞]])、[[平滑筋細胞]]、[[血小板]]などから産生され、[[血栓]]形成部位において[[tPA]]を速やかに阻害し、[[プラスミン]]の生成を抑制して[[フィブリン]][[血栓]]の溶解を阻害する。((II.各論 実地医家に必要な新しい検査と重要な検査項目 5.血液疾患 2)凝固・線溶系 山﨑雅英 朝倉英策 尾崎由基男: https://kanazawa-u.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=13848&item_no=1&page_id=13&block_id=21)) [[血液]]中では活性型、[[プラスミノーゲン]]との複合体、活性のない潜在型などとして存在するが非常に[[不安]]定。[[ビトロネクチン]]に結合することによって、活性が安定になる。((Trends in Glycoscience and Glycotechnology ビトロネクチンの構造と機能: https://www.jstage.jst.go.jp/article/tigg1989/8/43/8_43_327/_article/-char/ja/)) また、加齢によって[[血管内皮]]からの[[発現]]が増強される。((KAKEN — 研究課題をさがす | 線溶阻害因子PAI-1による血管老化促進機構の解析 (KAKENHI-PROJECT-20590881): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-20590881/)) **PAI-1に関わる疾患 [#o76cfd18] [[敗血症]]や[[心血管]]傷害、[[動脈硬化]]性疾患、[[全身性エリテマトーデス]]、[[抗リン脂質抗体症候群]]、[[肥満]]、[[インスリン抵抗性]]を示す[[メタボリックシンドローム]]などで活性型[[PAI-1]]が高値となり、形成された[[血栓]]が溶解されにくくなり[[臓器]]障害を来す原因となる。 [[新型コロナウイルス]]([[SARS-CoV-2]])の[[感染]]により早期に[[IL-6]]が[[血]]中に増加し、これが[[血管]]から[[PAI-1]]を放出させることで[[血栓]]を作らせ、[[血管]]から[[液性]]成分を漏出させて[[炎症]]の重症化を起こすことが報告されている。((新型コロナウイルス感染性肺炎の重症化抑制の仕組みを解明 IL-6 を抑えて血管障害因子の産生を抑制する: http://www.ifrec.osaka-u.ac.jp/jpn/research/upload_img/commentary_20200822j.pdf)) &tag(タンパク質,血管,血管内皮細胞,肝臓,血栓,線溶系);
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