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*RIG-I(retinoic acid-inducible gene-I) [#l5b24a86] [[RNAウイルス]]が[[細胞]]に[[感染]]した場合に、その[[細胞]]内に現れる[[二本鎖RNA]]の立体構造を認識する、[[細胞質]]内の[[受容体]][[タンパク質]]。 [[ヘリカーゼ]][[ドメイン]]で[[RNA]]に結合し、[[ATPase]]依存的に[[dsRNA]]の[[分子]]内構造変化を誘導し、[[N末端]]の[[CARDドメイン]]を下流のシグナル伝達[[分子]]と結合させ、[[IRF3]]と[[NF-κB]]の活性化を誘導する。((自然免疫におけるウイルス感染認識機構 植松智 審良静男 大阪大学微生物病研究所自然免疫学: http://jsv.umin.jp/journal/v56-1pdf/virus56-1_001-008.pdf)) 二本鎖[[RNA]]を認識後、[[Ⅰ型インターフェロン]]を[[分泌]]する[[遺伝子]]を起動して[[ウイルス]]の活動を抑えたり、[[MHC]][[遺伝子]]の[[発現]]を促進して[[樹状細胞]]を活性化させたりといった作用を発揮する。 >RIG-Iは、[[ウイルス]]が自己複製する際に作り出す「25[[塩基]]対以上の二重鎖[[RNA]]の構造」だけを立体構造として認識する巧妙なしくみを備えているといえる。((技術評論社 西村尚子 知っているようで知らない免疫の話 ヒトの免疫はミミズの免疫とどう違う?(2010/8/25)))
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*RIG-I(retinoic acid-inducible gene-I) [#l5b24a86] [[RNAウイルス]]が[[細胞]]に[[感染]]した場合に、その[[細胞]]内に現れる[[二本鎖RNA]]の立体構造を認識する、[[細胞質]]内の[[受容体]][[タンパク質]]。 [[ヘリカーゼ]][[ドメイン]]で[[RNA]]に結合し、[[ATPase]]依存的に[[dsRNA]]の[[分子]]内構造変化を誘導し、[[N末端]]の[[CARDドメイン]]を下流のシグナル伝達[[分子]]と結合させ、[[IRF3]]と[[NF-κB]]の活性化を誘導する。((自然免疫におけるウイルス感染認識機構 植松智 審良静男 大阪大学微生物病研究所自然免疫学: http://jsv.umin.jp/journal/v56-1pdf/virus56-1_001-008.pdf)) 二本鎖[[RNA]]を認識後、[[Ⅰ型インターフェロン]]を[[分泌]]する[[遺伝子]]を起動して[[ウイルス]]の活動を抑えたり、[[MHC]][[遺伝子]]の[[発現]]を促進して[[樹状細胞]]を活性化させたりといった作用を発揮する。 >RIG-Iは、[[ウイルス]]が自己複製する際に作り出す「25[[塩基]]対以上の二重鎖[[RNA]]の構造」だけを立体構造として認識する巧妙なしくみを備えているといえる。((技術評論社 西村尚子 知っているようで知らない免疫の話 ヒトの免疫はミミズの免疫とどう違う?(2010/8/25)))
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