健康用語WEB事典
用語追加
更新履歴
用語一覧
ランキング
ランダム
最近更新された用語
プベルリン酸
プベルル酸
ハイドロトロープ
レカネマブ
KMT2A再構成AML
直接経口抗凝固薬
リバーロキサバン
腹式呼吸
ガストリン放出ペプチド
削除されたページ
ケタミン
コメント/桿状核球
もっと見る…
新しい用語解説ページの作成や既にあるページの編集を行うことができます。
ページの書き方については以下のページを御覧ください。
基本的なページの書き方
さらに詳細な編集機能について
[[リンク]]
((注釈))
^{上付き}
_{下付き}
6
8
10
12
14
16
18
20
文字サイズ
画像挿入
リダイレクト
インクルード
*Toll様受容体(Toll-like receptors : TLR) [#edc21389] [[マクロファージ]]や[[樹状細胞]]などの[[抗原提示細胞]]に存在する[[パターン認識受容体]]。[[細胞]]外領域に[[ロイシンリッチリピート]]、[[細胞]]内領域に[[TIRドメイン]]を持つ。ヒトには10種類の存在が確認されている。[[トル様受容体]]とも。((自然免疫におけるウイルス感染認識機構 植松智 審良静男 大阪大学微生物病研究所自然免疫学: http://jsv.umin.jp/journal/v56-1pdf/virus56-1_001-008.pdf)) ショウジョウバエの持つTollと呼ばれる[[受容体]]に似た働きをするため「Toll様」とされる。Tollはドイツ語で「狂った」という意味。その由来は、この[[受容体]]の[[遺伝子]]の[[変異]]によってショウジョウバエの[[背中]]と[[腹部]]に著しい異常が引き起こされたことから。((技術評論社 西村尚子 知っているようで知らない免疫の話 ヒトの免疫はミミズの免疫とどう違う?(2010/8/25))) [[抗原]]が持つ様々な[[分子]]([[PAMPs]]など)を認識して[[病原体]]の侵入を感知する。[[抗原提示細胞]]はこの認識によって活性化し、[[抗原]]に対する攻撃や、[[T細胞]]の活性化などの働きを行う。認識する分子の種類には、[[タンパク質]]や[[脂質]]、[[多糖類]]、[[DNA]]、[[RNA]]などがある。Toll様受容体の種類によって認識できる分子の種類は異なる。((技術評論社 桂義元 免疫はがんに何をしているのか? 見えてきた免疫のメカニズム 2016/12/25)) >現在ではほ乳類にも、ショウジョウバエと同様にさまざまな種の[[TLR]]が広くみられることがわかっており、それぞれの[[TLR]]が「特定の[[病原体]]由来の成分([[リポ多糖]]類、[[DNA]]、[[フラジェリン]]など)」を認識することで、[[免疫]]のさまざまな経路を活性化させることが明らかになってきた。((技術評論社 武村政春 DNAを操る分子たち エピジェネティクスという不思議な世界(2012/3/15))) 例えば[[樹状細胞]]は、[[Toll様受容体]]のひとつである[[TLR4]]で[[細菌]]の[[エンドトキシン]]を認識することで、様々な[[サイトカイン]]を[[分泌]]して[[T細胞]]を活性化する。 >Toll様受容体は、認識後、[[サイトカイン]]産生、あるいは、種々の共刺激分子の発現増強を誘導し、[[Tリンパ球]]の活性化を惹起し、[[免疫応答]]を誘導する。このことから、Toll様受容体は、[[アジュバント]][[受容体]]であると言い換えることもできる。((大阪大学 微生物病研究所 -病気のバイオサイエンス-: http://www.biken.osaka-u.ac.jp/biken/BioScience/page12/index_12.html)) **Toll様受容体の種類 [#r9e421f9] [[TLR1]]〜[[TLR9]]は[[マクロファージ]]と[[樹状細胞]]の表面に存在する。((技術評論社 西村尚子 知っているようで知らない免疫の話 ヒトの免疫はミミズの免疫とどう違う?(2010/8/25))) -[[TLR1]] -[[TLR2]] -[[TLR3]] -[[TLR4]] -[[TLR5]] -[[TLR6]] -[[TLR7]] -[[TLR8]] -[[TLR9]] -[[TLR10]]
タイムスタンプを変更しない
存在するページ名にリンク
*Toll様受容体(Toll-like receptors : TLR) [#edc21389] [[マクロファージ]]や[[樹状細胞]]などの[[抗原提示細胞]]に存在する[[パターン認識受容体]]。[[細胞]]外領域に[[ロイシンリッチリピート]]、[[細胞]]内領域に[[TIRドメイン]]を持つ。ヒトには10種類の存在が確認されている。[[トル様受容体]]とも。((自然免疫におけるウイルス感染認識機構 植松智 審良静男 大阪大学微生物病研究所自然免疫学: http://jsv.umin.jp/journal/v56-1pdf/virus56-1_001-008.pdf)) ショウジョウバエの持つTollと呼ばれる[[受容体]]に似た働きをするため「Toll様」とされる。Tollはドイツ語で「狂った」という意味。その由来は、この[[受容体]]の[[遺伝子]]の[[変異]]によってショウジョウバエの[[背中]]と[[腹部]]に著しい異常が引き起こされたことから。((技術評論社 西村尚子 知っているようで知らない免疫の話 ヒトの免疫はミミズの免疫とどう違う?(2010/8/25))) [[抗原]]が持つ様々な[[分子]]([[PAMPs]]など)を認識して[[病原体]]の侵入を感知する。[[抗原提示細胞]]はこの認識によって活性化し、[[抗原]]に対する攻撃や、[[T細胞]]の活性化などの働きを行う。認識する分子の種類には、[[タンパク質]]や[[脂質]]、[[多糖類]]、[[DNA]]、[[RNA]]などがある。Toll様受容体の種類によって認識できる分子の種類は異なる。((技術評論社 桂義元 免疫はがんに何をしているのか? 見えてきた免疫のメカニズム 2016/12/25)) >現在ではほ乳類にも、ショウジョウバエと同様にさまざまな種の[[TLR]]が広くみられることがわかっており、それぞれの[[TLR]]が「特定の[[病原体]]由来の成分([[リポ多糖]]類、[[DNA]]、[[フラジェリン]]など)」を認識することで、[[免疫]]のさまざまな経路を活性化させることが明らかになってきた。((技術評論社 武村政春 DNAを操る分子たち エピジェネティクスという不思議な世界(2012/3/15))) 例えば[[樹状細胞]]は、[[Toll様受容体]]のひとつである[[TLR4]]で[[細菌]]の[[エンドトキシン]]を認識することで、様々な[[サイトカイン]]を[[分泌]]して[[T細胞]]を活性化する。 >Toll様受容体は、認識後、[[サイトカイン]]産生、あるいは、種々の共刺激分子の発現増強を誘導し、[[Tリンパ球]]の活性化を惹起し、[[免疫応答]]を誘導する。このことから、Toll様受容体は、[[アジュバント]][[受容体]]であると言い換えることもできる。((大阪大学 微生物病研究所 -病気のバイオサイエンス-: http://www.biken.osaka-u.ac.jp/biken/BioScience/page12/index_12.html)) **Toll様受容体の種類 [#r9e421f9] [[TLR1]]〜[[TLR9]]は[[マクロファージ]]と[[樹状細胞]]の表面に存在する。((技術評論社 西村尚子 知っているようで知らない免疫の話 ヒトの免疫はミミズの免疫とどう違う?(2010/8/25))) -[[TLR1]] -[[TLR2]] -[[TLR3]] -[[TLR4]] -[[TLR5]] -[[TLR6]] -[[TLR7]] -[[TLR8]] -[[TLR9]] -[[TLR10]]
この用語を編集
/
画像添付