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*n-3系脂肪酸(n-3 fatty acids) [#m82fb30c] [[不飽和脂肪酸]]のグ[[ルー]]プのひとつ。[[カルボキシル基]]側の反対側の[[炭素]]([[ω位]])から数えて3番[[目]]の[[炭素]]結合部に[[二重結合]]を持つため[[オメガ3系脂肪酸]]([[ω-3脂肪酸]])とも呼ばれる。((オメガ3脂肪酸のアレルギー性結膜炎への改善効果を発見|順天堂: https://www.juntendo.ac.jp/news/20181105-04.html)) [[植物プランクトン]]([[α-リノレン酸]]を生成する)を食用とする青身魚に多く含まれる。((女子学生における血清 n-3 系多価不飽和脂肪酸について 南九州大学 管理栄養学科: http://www.nankyudai.ac.jp/library/pdf/45a-1ogawa.pdf)) -[[α-リノレン酸]](三価、必須) -[[エイコサペンタエン酸]]([[EPA]])(五価) -[[ドコサヘキサエン酸]]([[DHA]])(六価) -[[ドコサペンタエン酸]]([[DPA]])(五価) [[n-3系脂肪酸]]には、[[n-6系脂肪酸]]が生成する[[ホルモン様物質]]を抑え、[[動脈硬化]]の予防効果等があるされる。((秋田大学 「マイプレート」を活用した脂質栄養指導の実践: http://air.lib.akita-u.ac.jp/dspace/bitstream/10295/3050/1/kbjs71(79).pdf)) [[炎症]]を沈める働きをする様々な[[脂質メディエーター]]の原料となる。特に[[DHA]]では[[脂肪]]の増殖を抑えて[[肥満]]を抑制する効果があることが示唆されている。 >魚介類には[[ドコサヘキサエン酸]]([[DHA]])や[[エイコサペンタエン酸]]([[EPA]])等の[[多価不飽和脂肪酸]]が豊富に含まれており、これらによる抗[[動脈硬化]]、抗[[腫瘍]]、抗[[アレルギー]]作用が報告されている。… 本研究では、3T3-L1[[細胞]]系において、[[n-3系脂肪酸]]の中でも特に [[DHA]] が[[脂肪細胞]]の[[分化]]に必須な[[転写因子]]や[[脂質]]合成系[[酵素]]の[[遺伝子発現]]を抑制することで[[脂肪細胞]]の[[分化]]を抑制することが明らかとなった。動物実験においては、[[多価不飽和脂肪酸]]の組成がことなる4種類の食餌を与えたマウスで検証したところ、[[体重]]には食餌群間で有意な差は観察されなかった。一方で、[[脂肪組織]]の重量は、[[DHA]] の豊富な魚[[油]]の摂取では他の食餌群と比較して有意に低い値を示した。((秋田大学 多価不飽和脂肪酸による肥満予防に関する基礎的研究: http://www.akita-u.ac.jp/eduhuman/graduate/abstract_pdf/11-030.pdf)) また、[[炎症性サイトカイン]]の産生を抑制して[[がん悪液質]]を改善する効果が報告されている。((がん悪液質の病態と管理 片山寛次 福井大学医学部附属病院がん診療推進センター: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspen/30/4/30_917/_article/-char/ja/)) **エポキシ化オメガ3脂肪酸 [#efaf075a] [[n-3系脂肪酸]]の[[二重結合]]が[[エポキシ化]]されたものは、[[肺]][[血管]]の異常な[[線維化]]を抑制することが報告されている。((魚の油「オメガ3脂肪酸」由来の新たな代謝物が難病の肺高血圧症の進行を抑える:[慶應義塾]: https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/2022/6/29/28-125146/)) エポキシ化[[n-3系脂肪酸]]は[[難病]]の[[肺高血圧症]]の進行に従って減少することが知られ、その産生[[酵素]]である[[PAF]]-AH2が[[肺高血圧症]]と深く関連することが確認されている。 [[アレルギー]]患者では、[[マスト細胞]]がこれを豊富に産生することにより、[[マスト細胞]]自身の[[IgE]]・[[抗原]]依存的な活性化を促進しているとされる。((KAKEN — 研究課題をさがす | エポキシ化ω3脂肪酸によるマスト細胞活性化制御機構の全貌解明 (KAKENHI-PROJECT-18K14898): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-18K14898/)) &tag(脂肪酸,脂質,総称,肺高血圧症);
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*n-3系脂肪酸(n-3 fatty acids) [#m82fb30c] [[不飽和脂肪酸]]のグ[[ルー]]プのひとつ。[[カルボキシル基]]側の反対側の[[炭素]]([[ω位]])から数えて3番[[目]]の[[炭素]]結合部に[[二重結合]]を持つため[[オメガ3系脂肪酸]]([[ω-3脂肪酸]])とも呼ばれる。((オメガ3脂肪酸のアレルギー性結膜炎への改善効果を発見|順天堂: https://www.juntendo.ac.jp/news/20181105-04.html)) [[植物プランクトン]]([[α-リノレン酸]]を生成する)を食用とする青身魚に多く含まれる。((女子学生における血清 n-3 系多価不飽和脂肪酸について 南九州大学 管理栄養学科: http://www.nankyudai.ac.jp/library/pdf/45a-1ogawa.pdf)) -[[α-リノレン酸]](三価、必須) -[[エイコサペンタエン酸]]([[EPA]])(五価) -[[ドコサヘキサエン酸]]([[DHA]])(六価) -[[ドコサペンタエン酸]]([[DPA]])(五価) [[n-3系脂肪酸]]には、[[n-6系脂肪酸]]が生成する[[ホルモン様物質]]を抑え、[[動脈硬化]]の予防効果等があるされる。((秋田大学 「マイプレート」を活用した脂質栄養指導の実践: http://air.lib.akita-u.ac.jp/dspace/bitstream/10295/3050/1/kbjs71(79).pdf)) [[炎症]]を沈める働きをする様々な[[脂質メディエーター]]の原料となる。特に[[DHA]]では[[脂肪]]の増殖を抑えて[[肥満]]を抑制する効果があることが示唆されている。 >魚介類には[[ドコサヘキサエン酸]]([[DHA]])や[[エイコサペンタエン酸]]([[EPA]])等の[[多価不飽和脂肪酸]]が豊富に含まれており、これらによる抗[[動脈硬化]]、抗[[腫瘍]]、抗[[アレルギー]]作用が報告されている。… 本研究では、3T3-L1[[細胞]]系において、[[n-3系脂肪酸]]の中でも特に [[DHA]] が[[脂肪細胞]]の[[分化]]に必須な[[転写因子]]や[[脂質]]合成系[[酵素]]の[[遺伝子発現]]を抑制することで[[脂肪細胞]]の[[分化]]を抑制することが明らかとなった。動物実験においては、[[多価不飽和脂肪酸]]の組成がことなる4種類の食餌を与えたマウスで検証したところ、[[体重]]には食餌群間で有意な差は観察されなかった。一方で、[[脂肪組織]]の重量は、[[DHA]] の豊富な魚[[油]]の摂取では他の食餌群と比較して有意に低い値を示した。((秋田大学 多価不飽和脂肪酸による肥満予防に関する基礎的研究: http://www.akita-u.ac.jp/eduhuman/graduate/abstract_pdf/11-030.pdf)) また、[[炎症性サイトカイン]]の産生を抑制して[[がん悪液質]]を改善する効果が報告されている。((がん悪液質の病態と管理 片山寛次 福井大学医学部附属病院がん診療推進センター: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspen/30/4/30_917/_article/-char/ja/)) **エポキシ化オメガ3脂肪酸 [#efaf075a] [[n-3系脂肪酸]]の[[二重結合]]が[[エポキシ化]]されたものは、[[肺]][[血管]]の異常な[[線維化]]を抑制することが報告されている。((魚の油「オメガ3脂肪酸」由来の新たな代謝物が難病の肺高血圧症の進行を抑える:[慶應義塾]: https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/2022/6/29/28-125146/)) エポキシ化[[n-3系脂肪酸]]は[[難病]]の[[肺高血圧症]]の進行に従って減少することが知られ、その産生[[酵素]]である[[PAF]]-AH2が[[肺高血圧症]]と深く関連することが確認されている。 [[アレルギー]]患者では、[[マスト細胞]]がこれを豊富に産生することにより、[[マスト細胞]]自身の[[IgE]]・[[抗原]]依存的な活性化を促進しているとされる。((KAKEN — 研究課題をさがす | エポキシ化ω3脂肪酸によるマスト細胞活性化制御機構の全貌解明 (KAKENHI-PROJECT-18K14898): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-18K14898/)) &tag(脂肪酸,脂質,総称,肺高血圧症);
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