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キロカロリー。
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アデノシンに3つのリン酸が結合した有機化合物。塩基としてアデニンを持つヌクレオシド三リン酸。ATPとも。アデノシン三リン酸は全ての生物にエネルギー源として利用される高エネルギーリン酸化合物。人間では1日30kgほどATPが合成される。主にミトコンドリアの解糖系やクエン酸回路によって合成される。筋肉においてはクレアチンリン酸の分解によって生成される。光合成をしない細胞では、アデノシン三リン酸の主な原料は脂肪酸とグルコース。ヒトでは、グルコース1分子からクエン酸回路と解糖系によっ…
ケトースに分類される六炭糖。希少糖のひとつ。D体であるD-タガトースは砂糖の90%程度の甘味度を持ち、エネルギーは2kcal/g。HDLコレステロールの上昇効果やD-プシコースと同様の機序である食後血糖上昇抑制作用を示す。一部の口腔細菌の増殖やバイオフィルム形成に抑制的な働きを示すことが報告されている。
甘味料として使用される糖アルコールのひとつ。マルトース(麦芽糖)の還元(水素添加)によって得られるため還元麦芽糖とも。還元水飴の一種。1gあたり2kcal。砂糖の80〜90%の甘味を持つ。α-1,4結合を持ち、小腸で消化吸収されにくい難消化性糖質であるため、血糖値の上昇が少なくインスリンの分泌を促進しない。一部は大腸で発酵・吸収される。糖尿病患者の代替甘味料として利用される。また、虫歯菌によって代謝されないためプラークを形成しない。マルチトールは、砂糖の80%程度の甘味度を有…
日本食品標準成分表2015では「ヒトの消化酵素で消化されない食品中の難消化性成分の総体」と定義されている。主に多糖類であるが、ヒトの酵素では分解および吸収できない物質のこと。食物繊維と糖質を合わせて炭水化物と呼ぶ。食物繊維を摂取することで、腸内で短鎖脂肪酸(酢酸、酪酸、プロピオン酸)の生成が促進され、消化管機能や腸の蠕動運動の促進、栄養の吸収をゆるやかにするといった作用が得られる。また、食物繊維が腸内を通過するとコレステロールや中性脂肪を吸着してから排泄される。食物繊維の大部…
タンパク質(アミノ酸)から得られた窒素を効率よく生体のタンパク質の生合成に利用するために、摂取した窒素1gに対して必要となる非タンパク質性(脂質および糖質)のエネルギー。単位はkcal/g 摂取したタンパク質をエネルギー源としてではなく、身体内で必要なタンパク質の合成のために使わせたい時に考慮する必要がある。タンパク質に含まれる窒素量の平均は16%であり、窒素1gは 100 ÷ 16 = 6.25g のタンパク質に相当する(窒素係数)。一般的なNPC/N比は150~200、腎…
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