健康用語WEB事典

アトルバスタチン(atorvastatin)

高コレステロール血症の治療薬。アトルバスタチンとその活性代謝物HMG-CoA還元酵素を特異的に競合阻害し、肝臓でのコレステロール生合成を抑制する。商品名はリピトール*1*2

アトルバスタチンの化学構造

アトルバスタチンは,主に薬物動態学的な特長から,類薬と比較して作用持続時間が非常に長く,従来のHMG-CoA還元酵素阻害薬と比較してより強力なコレステロール低下作用を有す新規薬剤である.アトルバスタチンはトリグリセリド低下作用を併せ持つが,その機序としてLDL受容体誘導作用によるトリグリセリド含有リポタンパク代謝亢進作用や,肝臓でのVLDLの産生を低下させることによる分泌抑制作用が考えられている.*3

*1アトルバスタチン錠5mg「サワイ」/アトルバスタチン錠10mg「サワイ」: http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2189015F1058_1_14/
*2ロスバスタチン5mg/日投与時の各種代謝指標に及ぼす影響 慶應保健研究: http://www.hcc.keio.ac.jp/ja/research/assets/files/research/bulletin/boh2014/32-043-047.pdf
*3HMG-CoA還元酵素阻害薬アトルバスタチン(リピトール<SUP>®</SUP>)の薬理作用と臨床効果: https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/117/1/117_1_65/_article/-char/ja/

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このページの最終更新日時: 2019-09-01 (日) 08:10:00