アンモニア(ammonia) †
常温で刺激臭のある無色の気体。皮膚や目など粘膜に対する刺激性があり有毒。水溶液は塩基性を示す。化学式は NH3 *1
体内で生じるアンモニアの大部分がタンパク質の加水分解の過程で生じるグルタミンやアスパラギンなどのアミノ酸に含まれるアミド基に由来するとされる。*2
例えば、アミノ基転移反応によってグルタミン酸がα-ケトグルタル酸に変換される際に生じる。この体内で生じたアンモニアは有害であるため、尿素回路によって無毒な尿素に変換されて尿として排出される。*3
アンモニアの悪影響*4 †
アンモニアが正しく代謝されずに血液中に増えることによって高アンモニア血症と呼ばれる症状が起こる。
アンモニアの利用 †
化学肥料の原料などに利用される。また、アンモニアから水素を取り出す研究が行われている。*5
大分大学 工学部の永岡 勝俊 准教授、佐藤 勝俊 客員研究員(京都大学 触媒・電池元素戦略研究拠点 特定助教)らの研究グループは、室温でアンモニアと酸素(空気)を触媒に供給するだけで、外部からの加熱無しに反応を繰り返し起動させ、瞬時に水素を取り出すことができる触媒プロセスを開発しました。*6
*1ammonia | NH3 - PubChem: https://pubchem.ncbi.nlm.nih.gov/compound/ammonia#section=Top
*2文部科学省 食品成分データベース アンモニア: https://fooddb.mext.go.jp/nutman/amino2015_ammonia.html
*3アミノ酸の分解: http://www.sc.fukuoka-u.ac.jp/~bc1/Biochem/amino_met.htm
*4秀和システム 生化学若い研究者の会 これだけ!生化学
*5可視光・水・空中窒素からのアンモニアの合成に成功: https://www.hokudai.ac.jp/news/160302_es_pr.pdf
*6共同発表:アンモニアから水素を簡単に取り出す触媒プロセスを開発~触媒への吸着熱を利用した新しい反応の起動方法~: http://www.jst.go.jp/pr/announce/20170429/index.html
*2文部科学省 食品成分データベース アンモニア: https://fooddb.mext.go.jp/nutman/amino2015_ammonia.html
*3アミノ酸の分解: http://www.sc.fukuoka-u.ac.jp/~bc1/Biochem/amino_met.htm
*4秀和システム 生化学若い研究者の会 これだけ!生化学
*5可視光・水・空中窒素からのアンモニアの合成に成功: https://www.hokudai.ac.jp/news/160302_es_pr.pdf
*6共同発表:アンモニアから水素を簡単に取り出す触媒プロセスを開発~触媒への吸着熱を利用した新しい反応の起動方法~: http://www.jst.go.jp/pr/announce/20170429/index.html
ご意見・ご要望をお聞かせください。
アンモニアに関する情報を検索
この用語を編集/画像添付
このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:05:28