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イノシトール三リン酸受容体(inositol trisphosphate receptor : IP3R)

イノシトール三リン酸受容体IP3受容体とも呼ばれる。小胞体からのカルシウム放出を制御し、細胞カルシウム動態に多大な影響を及ぼす重要なイオンチャネル*1

細胞内のカルシウム貯蔵庫の1つである小胞体膜上に存在するCa2+放出チャネルIP3と結合することでチャネルが開き、小胞体内のCa2+細胞質に放出する。3つのサブタイプがあるが、神経細胞ではIP3受容体1型が役割を担う。*2

3つのサブタイプIP3R1〜IP3R3)が存在する。IP3R1は特に脳神経系に強く発現していることが知られている。*3

タグ: 受容体 イオンチャネル カルシウム 小胞体 神経 サブタイプ

*1胃癌研究(イノシトール3リン酸)|基礎研究|産業医科大学 医学部 第1外科学教室[消化器・内分泌外科: http://www.uoeh-u.ac.jp/kouza/1geka/study1.html
*22つのシグナル物質の使い分けによる正反対の神経制御 | 理化学研究所: http://www.riken.jp/pr/press/2015/20151218_2/
*3KAKEN — 研究課題をさがす | イノシトール3リン酸受容体が高次脳機能に果たす役割の解明 (KAKENHI-PROJECT-20500301): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-20500301/

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このページの最終更新日時: 2022-06-28 (火) 18:45:52