健康用語WEB事典

インスリンショック(insulin shock)

運動開始の30〜45分前に多量の糖質を摂取した場合に、運動時に急激な血中インスリン濃度の上昇と血糖値の低下が起こり、その結果として脂肪分解の抑制・グリコーゲンの利用亢進・パフォーマンスの低下などが起こる現象。運動誘発性低血糖とも。*1

低血糖の発症のしやすさには個人差があることが報告されている。

運動前の糖質摂取タイミングが運動開始直前であれば血糖値が急激に上昇し,インスリンが過剰に分泌され,その作用により細胞の取り込み量が多くなり,ショック状態(インスリンショック)を起こすため,運動パフォーマンスが著しく低下する。*2

*1KAKEN — 研究課題をさがす | 持久性運動開始前の糖質摂取は本当にインスリン・ショックを引き起こすか (KAKENHI-PROJECT-15K12673): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-15K12673/
*2Hokkaido University of Education Repository: 糖質サプリメント摂取が長時間の間欠的な高強度自転車運動の走行パフォーマンスに与える影響: http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/2260

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このページの最終更新日時: 2018-12-18 (火) 09:01:53