健康用語WEB事典

カハール介在細胞(interstitial cells of Cajal : ICC)

消化管神経平滑筋の間に存在する細胞。スペインの神経組織学者カハール(Santiago Ramon y Cajal)によって発見された。カハール間質細胞とも。*1

c-Kit受容体型チロシンキナーゼ)を発現し、心臓ペースメーカー細胞と同じように消化管運動のリズムを決定する働きを持つことが確認されている。また神経平滑筋神経伝達の調節機能を持つ。ムスカリン受容体発現する。*2*3

タグ: 消化管 平滑筋 細胞

*1GIST研究会 GISTの発生機構: https://gist.jp/images/gist/shindan/3-2.pdf
*2Cajal細胞の形態と機能 鳥橋茂子 名古屋大学大学院医学系研究科機能構築医学専攻分子細胞学分野: http://ir.nul.nagoya-u.ac.jp/jspui/bitstream/2237/7449/1/%E5%B0%8F%E5%85%90%E5%A4%96%E7%A7%91%E5%8E%9F%E7%A8%BF.pdf
*3京都産業産業大学 サイエンス&テクノロジーVol.19 腸の運動調節メカニズムから病気を考える: http://www.kyoto-su.ac.jp/faculty/professors/ls/s1gk4u000000yty3-att/tanahashi-yasuyuki.pdf

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このページの最終更新日時: 2020-12-18 (金) 06:45:30