カルシウムトランジェント(calcium transient) †
活動電位によって起こる、全細胞質のカルシウムイオン(Ca2+)の濃度がほぼ同時に上昇する動き。心筋の収縮に対応する。Ca2+トランジェントとも表記される。*1
心筋収縮において細胞内Ca2+濃度が一過的に上昇することをCa2+トランジェントという.増加したCa2+はその後NCXにより細胞外へ汲み出され,同時に筋小胞体のCa2+ポンプ(SERCA)により筋小胞体内へも取り込まれる.この結果,再び心筋は弛緩する.*2
*1東邦大学 薬学部薬物学教室 心筋 バーチャルラボラトリ 心筋細胞内カルシウムイオンの高速イメージング: http://www.mnc.toho-u.ac.jp/v-lab/shinkin/ion/ion-3-2.html
*2心筋細胞モデルを用いたSERCA活性低下時のCa2+動態の解析 政策・メディア研究科 米田元洋: https://www.kri.sfc.keio.ac.jp/report/mori/2006/b-22.html
*2心筋細胞モデルを用いたSERCA活性低下時のCa2+動態の解析 政策・メディア研究科 米田元洋: https://www.kri.sfc.keio.ac.jp/report/mori/2006/b-22.html
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このページの最終更新日時: 2018-10-30 (火) 08:00:07