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グラム陰性菌を参照。
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スピロヘータ目レプトスピラ科に属するグラム陰性細菌の属。一部はレプトスピラ症の原因となる。保菌しているネズミ、イヌ、家畜などの哺乳動物の尿から排泄され、土壌や水を数週間に汚染する。肝細胞間に侵入し、細胞間結合を破壊して毛細胆管を消失させ、胆汁排泄障害によって黄疸を引き起こす。
デフェンシンのひとつ。他のデフェンシンに比べ、グラム陰性細菌のみならずグラム陽性細菌に対する高い殺菌作用を持つ。その発現にはケラチノサイトの分化が密接に関与する。
グラム陰性細菌。ウイルスのように、生きた細胞の中でしか増殖できない偏性細胞内寄生性細菌。ダニやシラミ、ノミなどを媒介とする。ツツガムシ病や日本紅斑熱など、リケッチア症の原因となる。
化学構造内にペプチド結合と糖を含む抗菌薬(抗生物質)のグループ。ムレインモノマー末端に結合して細胞壁の合成を阻害する。 グラム陽性細菌に有効だが、分子量が大きいためグラム陰性細菌の外膜を通過できず無効。クロストリジウム・ディフィシルの偽膜性大腸炎に経口摂取で有効。副作用として腎障害、聴覚障害(第Ⅷ脳神経障害)がある。
グラム染色によって赤く染まる細菌。大腸菌やコレラ菌、ペスト菌、サルモネラ菌など。グラム陰性菌は内膜(細胞質膜)と外膜の2つの膜を持ち、これらの間(ペリプラズム)に薄い細胞壁(ペプチドグリカンの層)が存在する。外膜からは細胞の外側に向かってポリ多糖体が伸びている。抗体の結合と補体の活性化によって外膜が破壊でき、グラム陽性菌に比べて排除が容易。
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