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グルカンを加水分解する酵素の総称。
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生体内における酵素とは、化学変化において触媒の働きをするタンパク質を指す。生体触媒とも呼ばれる。触媒はそれ自身は変化せず、他の物質の化学反応を促進する。具体的には、化学反応に必要なエネルギー(活性化エネルギー)を下げて、反応の速さを数百万~数億倍にする。食品の発酵も酵素の働きによるものであり、酵母(ギリシャ語では zyme)の中(ギリシャ語では en)で発酵が起きることから酵素(enzyme)と名付けられた。酵素の中には、他の酵素と結合して複合体として働くものもある。例えばク…
加水分解とは、ある化合物に水(H2O)が反応し、2つの分解された生成物が得られる反応のこと。略して水解とも呼ばれる。この際、水分子は H+ と OH- に分かれる。加水分解を触媒する酵素はヒドロラーゼと呼ばれる。酢酸エチルの加水分解反応は次の反応式で表される。CH5OH加水分解において水分子が使用されることは自明であるため、場合によっては式の中のH2Oが省略される場合がある。その場合、例えば酢酸メチルの加水分解反応は次の式のように書かれる。CH3OH塩が水に溶けたとき、その一…
デキストリンを加水分解する反応を触媒する酵素。グルカナーゼのひとつ。デキストラナーゼを含む口腔洗浄液の継続使用は、プラーク(歯垢)の抑制効果を示すことが報告されている。ミュータンス菌はエンド型のデキストラナーゼを持ち、デキストランを加水分解してイソマルトオリゴ糖を産生する。真菌が産生するデキストラナーゼは低糖度でpH5.0かつ50℃において最も高い活性を示す。
天然に最も多く存在する、グルコースをモノマーとする多糖類(グルコースの重合体)の総称。主に細菌が糖類を代謝することで生成される。グルカンは、デンプンやセルロース等のD-グルコースを構成単位とする多糖(デキストラン等)の総称であり、微生物や植物の細胞壁の主要構成成分として知られているものもある。-α-グルカン-β-グルカン
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