健康用語WEB事典

ケラトヒアリン顆粒(keratohyalin granules)

表皮顆粒層の表層に多く存在する、複数のタンパク質から構成される顆粒。主要構成成分はフィラグリン前駆体となるプロフィラグリン*1*2

顆粒層(Stratum granulosum)は、胞体内にヘマトキシリンで青黒く濃染する粗大な顆粒を含む扁平な多角形の細胞が3~5層重なった層である。この顆粒はケラトヒアリン顆粒と呼ばれ、有棘層に続く深部の細胞では比較的少ないが、淡明層に近い表層の細胞ではも識別できないほど密に胞体を埋め尽くしている。*3

*1Terminologia Anatomica(TA)に基づく解剖学: http://www.anatomy.med.keio.ac.jp/funatoka/anatomy/TA(html)/A16_0_00_009.html
*2日本人アトピー性皮膚炎及び喘息患者におけるフィラグリン遺伝子変異に関する研究: http://www.med.hokudai.ac.jp/graduate/dissertations/doc/2010-summary/s2010015.pdf
*3神戸大学附属図書館 デジタルアーカイブ 【 学内研究成果 】 皮膚と付属器: http://www.lib.kobe-u.ac.jp/products/jintai1/T021.pdf

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このページの最終更新日時: 2018-06-13 (水) 09:29:35