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ティーツェ病(Tietze's disease)

1921年にティーツェによって報告された、上部肋軟骨部に感染化膿は無いが痛み腫脹が現れる疾患。肋軟骨骨結合症候群ティーツェ症候群とも。*1

主に40歳以下に発症する。20代の女性の胸痛の原因として多い。第1〜5肋軟骨部に好発する。痛みが広がる場合や、痛みのある部分に赤みや発熱が起こることがある。また、自然治癒することがある。*2*3

自覚症状は前胸部疼痛腫脹肋軟骨部の栄養障害によるものとされるが、原因は不明。

ティーツェ病をSAPHO症候群に含まれる病態の一つとする意見もある。*4

*1副腎皮質ホルモンによるTietze氏病の新治療法について - 岡山大学学術成果リポジトリ: http://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/ja/18562
*2JPTA 特集 呼吸器疾患の理学療法 呼吸器疾患の症状と疾病理解 国立療養所東京病院 古賀良平: https://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20181027081000.pdf?id=ART0005787371
*3Tietze syndrome | Genetic and Rare Diseases Information Center (GARD) – an NCATS Program: https://rarediseases.info.nih.gov/diseases/10100/tietze-syndrome
*4SAPHO症候群と線維筋痛症の合併による難治性痛症例の治療経験: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspc/21/4/21_13-0062/_article/-char/ja/

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このページの最終更新日時: 2019-01-30 (水) 15:47:09