健康用語WEB事典

ヒスタチン(histatin)

唾液に含まれるタンパク質

カンジダ菌虫歯菌に対する増殖抑制や歯周病の原因となる細菌由来のコラゲナーゼを阻害する作用を持つ。*1

また、歯肉線維芽細胞内に取込まれ、熱ショックタンパク質HSC70?)との複合体を形成し、それが熱誘導により細胞核内に移行することと歯肉線維芽細胞DNA合成や生存維持を促進させることが報告されている。

ヒスタチンの種類

ヒスタチンは12種類が確認されている。ヒスタチン1?ヒスタチン3?ヒスタチン5の3種類が全体の80%以上を占める。*2

*1KAKEN — 研究課題をさがす | 口腔内細胞の生存・再生に関わる唾液ヒスタチンとToll様受容体シグナルの解明 (KAKENHI-PROJECT-18592051): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-18592051/
*2健康的な高齢者における唾液中のhistatin5の濃度とカンジダ数との関係 杉本淳: http://www2.lib.hokudai.ac.jp/gakui/2006/8123_sugimoto.pdf

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このページの最終更新日時: 2018-04-02 (月) 20:40:56