健康用語WEB事典

ビリベルジン(biliverdin)

赤血球中のヘモグロビン肝臓で分解された時にできるヘムが、さらに分解されて生まれるプロトポルフィリンからできる青色の色素。

ビリベルジンの化学構造

打撲による青あざ)が青く変化するのはビリベルジンの色が原因とされる。抗炎症作用、抗酸化作用を示す。*1*2

ビリベルジンは、ビリベルジン還元酵素によって還元されビリルビンとなる。

ヘムはさらにプロトポリフィリンに分離します。グロビン同様にヘモグロビン等の合成に再利用されます。残りのプロトポリフィリンは環状構造が切断され、緑色のビリベルジンとなります。ビリベルジンはさらに還元されて黄色のビリルビンに変化します。*3

*1新生児黄疸の原因となる生体内の反応機構を世界で初めて解明 〜50年以上に亘る謎を分子レベルで解き明かし、治療薬開発に手掛かり〜: http://www.saitama-u.ac.jp/topics_archives/20170207001.pdf
*2KAKEN — 研究課題をさがす | ビリベルジン/ビリルビン酸化還元系を応用した急性肺傷害に対する新しい治療法の開発 (KAKENHI-PROJECT-25462450): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-25462450/
*3ヘモグロビン | 生物学科 | 東邦大学: http://www.toho-u.ac.jp/sci/bio/column/023713.html

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このページの最終更新日時: 2018-03-15 (木) 15:13:18