健康用語WEB事典

ブラウティア(Blautia)

腸内細菌の属のひとつ。2008年にクロストリジウム属やルミノコッカス?属の一部の種が再分類されて提唱された新属。ヒトの糞便などからの新種などを合わせて現在では11菌種が属する。*1

人種に関わらず、全腸内細菌の3~11%程度を占める。糖尿病肝硬変大腸がん関節リウマチの患者で減少していることが報告されている。また、ブラウティアが内に多いと内臓脂肪の面積が小さいことが報告されている。*2

ブラウティア・コッコイデス(Blautia coccoides)

ブラウティア属の腸内細菌のひとつ。に含まれるグルコシルセラミドによって内で増加することが報告されている。*3

ブラウティア・グルセラゼイ(Blautia glucerasei)

動物の糞便から最初に単離された、グルコシルセラミド加水分解するブラウティア属の細菌*4

*1ヒト腸内グラム陽性細菌の分類の現状 嫌気性 Phylum Firmicutes および Phylum Actinobactreria を中心に 藤澤倫彦: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jim/30/4/30_177/_pdf
*2花王 | 内臓脂肪と腸内細菌の関係についての研究: https://www.kao.com/jp/corporate/news/rd/2019/20191028-001/
*3和食の基盤である麹(こうじ)の成分・グリコシルセラミドに腸内細菌改善作用があることを発見しました | 佐賀大学広報室: https://www.saga-u.ac.jp/koho/press/201610317413
*4食事性グルコシルセラミドによる皮膚バリア機能の改善と大腸炎の緩和・抑制 川田実生 浅沼成人: https://m-repo.lib.meiji.ac.jp/dspace/bitstream/10291/17936/1/nogakubuhokoku_65_4_83.pdf

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このページの最終更新日時: 2019-11-11 (月) 12:54:12