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ドーパミンの最終代謝産物。バニリルマンデル酸と同様に神経芽腫で多く見られる。*1
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体幹の交感神経の神経節や副腎髄質などから発生するがん。神経芽細胞腫とも。進行すると腹部の腫れや触れるとしこりを確認できる。5歳以下の乳幼児に発生しやすい。神経芽腫からはカテコールアミンが産生されるため、それらの代謝によって生成されるバニリルマンデル酸とホモバニリン酸の濃度が高くなる。
ドーパミンが神経細胞内で、ミトコンドリアのモノアミンオキシダーゼに代謝され生成する有機化合物。3,4-ジヒドロキシフェニル酢酸とも表記される。ジヒドロキシフェニル酢酸はカテコール-O-メチルトランスフェラーゼによってメチル化されホモバニリン酸に代謝される。
マンデル酸の誘導体。アドレナリンおよびノルアドレナリンの最終代謝産物であり、尿で排泄される有機化合物。神経芽腫で増加が見られる。ホモバニリン酸がヒドロキシ化した構造を持つ。前駆体はノルメタネフリン。
外界からの取り込んだ物質を変化させる過程。体内で起こる全ての化学変化とエネルギー変換など。代謝には物質の変換に注目する物質代謝と、エネルギーの変換に注目するエネルギー代謝の2つがある。また、身体の細胞の入れ替わりの新陳代謝がある。物質の変化に着目した代謝の見方。摂取した化合物(栄養素)が体内で変換され、生物の身体で利用できる形となること。物質代謝には異化と同化の2つがある。物質代謝とは、体の中の物質を分解(異化)したり合成(同化)したりすることで、体内で起きる物質の化学変化の…
脳に快感をもたらす神経伝達物質。カテコールアミンのひとつ。ドパミンとも表記される。アミノ酸のチロシンがチロシン水酸化酵素によってL-ドーパになり、それがドーパ脱炭酸酵素の働きでドーパミンに代謝される。ドーパミンを分泌する脳内の神経は、黒質から線条体へと伸びる運動に関わる神経(黒質-線条体系)と、黒質から大脳皮質に伸びる快感を受け取る神経の二種類。学習の強化因子として働いている。大脳基底核の線条体の神経細胞が持つ受容体に結合することによって動作する。黒質にあるドーパミンを分泌す…
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