健康用語WEB事典

中間質外側核(intermediolateral nucleus)

第一胸椎から第二腰椎までの高さにおける脊髄灰白質脊髄側角をなすコリン作動性神経神経核中間外側核とも。*1*2*3

上位胸髄の中間外側核は主に心臓を中心とした循環系の中枢を交感神経支配し、中~下位胸髄の中間外側核の多くはその高さの支配臓器血管床に分布していると考えられる。中間外側核の大きさと神経細胞数は第二胸髄の高さで最大。*4

第二胸椎の部分には心臓運動に関わる神経細胞群、第十一胸椎の部分には血管運動に関わる神経細胞群が存在している。

仙髄第二仙椎?第四仙椎?)の中間質外側核には勃起中枢?が存在する。*5

*1Terminologia Anatomica(TA)に基づく解剖学: http://www.anatomy.med.keio.ac.jp/funatoka/anatomy/TA(html)/A14_1_02_131.html
*2中枢神経系 - 組織学実習 - 帝京大学解剖学教室: http://www.med.teikyo-u.ac.jp/~kaibo/soshiki/central_nervous_system/01_2.html
*3慶應義塾大学医学部解剖学教室内 船戸和弥 神経系: http://www.anatomy.med.keio.ac.jp/funatoka/anatomy/A14/A14_1_02.html#A14_1_02_133
*4脳幹における心臓血管運動ニューロンの機能解剖 松本正弘 群馬大学医学部脳 神経外科教室: https://www.jstage.jst.go.jp/article/kmj1997/48/2/48_2_103/_pdf
*5東京女子医科大学・医学部基礎医学・一般教育教室 柴田教授夜話(第38回)「自律神経系に感謝しよう!」2019年4月3日: http://www.twmu.ac.jp/Basic/patho1/yawa038.pdf

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このページの最終更新日時: 2019-10-31 (木) 09:12:43