単糖当量 †
体内の酵素によって消化・代謝できる炭水化物のこと。利用可能炭水化物とも呼ばれる。また、エネルギー計算を簡単化するため、利用可能炭水化物のエネルギー量を人体で主に利用できる単糖類であるグルコースに換算した数値のこと。
- デンプン
- グルコース(ブドウ糖)
- フルクトース(果糖)
- ガラクトース
- スクロース(ショ糖)
- マルトース(麦芽糖)
- ラクトース(乳糖)
- トレハロース
- 80%エタノールに可溶性のマルトデキストリン及びマルトトリオース等のオリゴ糖類
利用可能炭水化物は炭水化物の構成成分のうち、ヒトの消化酵素で消化できるものの総称で、炭水化物成分表では、でん粉、ブドウ糖、果糖、ガラクトース、しょ糖、麦芽糖、乳糖、トレハロース等を収載しています。*2
糖質の種類によって値が補正される。
利用可能炭水化物(単糖当量)が利用可能炭水化物の「計」より、値が高いのはなぜですか?
利用可能炭水化物(単糖当量)は、それぞれの利用可能炭水化物に、決まった換算係数を乗じて求めています(換算係数はでん粉:1.10、二糖類:1.05、マルトデキストリン:1.10、マルトトリオース等のオリゴ糖:1.07)。そのため、単糖以外の利用可能炭水化物が含まれている場合には、利用可能炭水化物(単糖当量)は「計」の値よりも高くなります。*3
*1文部科学省 利用可能炭水化物、糖アルコール及び有機酸: http://fooddb.mext.go.jp/nutman/carbo2015.html
*2日本食品標準成分表に関するQ&A: http://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/__icsFiles/afieldfile/2016/04/01/1357804_QA_Draft.pdf
*3http://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/__icsFiles/afieldfile/2017/02/22/QA_2015.pdf
*2日本食品標準成分表に関するQ&A: http://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/__icsFiles/afieldfile/2016/04/01/1357804_QA_Draft.pdf
*3http://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/__icsFiles/afieldfile/2017/02/22/QA_2015.pdf
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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:08:59