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原子量(atomic weight)

質量数が12の炭素原子12C)を基準にした相対質量。12C の原子量を 12 と定義する。*1

自然界に存在する炭素原子は「原子核陽子6個と中性子6個とからなる質量数12の炭素」と「原子核陽子6個と中性子7個とからなる質量数13の炭素」とが混ざっている。

前者の質量は1.99268×10-23gであるが、これを12と定めると、これに対する後者の質量は13.00335となる(相対的原子質量)。自然界に存在するこれら二つの同位体の個数は前者が98.89%、後者が1.11%であるから、自然界の炭素の原子量は以下のようになる。*2

12 × 98.89/100 + 13.00335 × 1.11/100 = 12.011

*1国立大学法人 大阪教育大学 第10章 原子量・分子量・式量: http://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~hiroakio/2008/08ko-010.html#%E5%8E%9F%E5%AD%90%E9%87%8F
*2前立腺癌患者となりました 名誉教授 大出哲: http://www.muroran-it.ac.jp/syomu/gakuhou/499/img/499-10.pdf

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このページの最終更新日時: 2018-09-23 (日) 10:40:51