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味覚嫌悪学習(taste aversion learning)

ある食品を摂取した後に吐き気などの不快な経験をすると、その経験が起こる前に食べたものを嫌悪するようになる現象。ジョン・ガルシア(John Garcia)によって発見されたためガルシア効果とも呼ばれる。*1

生物毒物を避けるための防御反応のひとつ。条件付けは非常に強く、一回の経験だけでも学習が完了するとされる。*2

食物摂取後に腹痛嘔吐を経験すると,ごくわずか(たった1度でも)の経験でその食物に対する嫌悪が学習されること(ガルシア効果あるいは味覚嫌悪学習)。*3

無脊椎動物?(ナメクジなど)においても味覚嫌悪学習が成立していることから、原始的な神経構造によって成立すると考えられている。

*1JOHN GARCIA Obituary - Mount Vernon, WA | Skagit Valley Herald Publishing Company: http://www.legacy.com/obituaries/skagitvalleyherald/obituary.aspx?pid=163496008#fbLoggedOut
*2人はなぜ食べるのか(5):味覚嫌悪学習: https://shudo-u.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=669&item_no=1&attribute_id=18&file_no=1
*3食物としてのふさわしさを学ぶ 津田塾大学国際関係学科教授 外山紀子: http://www.psych.or.jp/publication/world_pdf/56/56-13.pdf

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  • .fS/Y0T9io [2022-05-26 (木) 11:23:57]

    これの読み方が欲しいです。英語があるのはいいんですが…とてもいい記事でした!

  • U80ujatlsA [2022-05-26 (木) 16:14:35]

    読みは「みかくけんおがくしゅう」

  • .fS/Y0T9io [2022-06-01 (水) 12:22:40]

    読み方、ありがとうございます。いくらネットで調べても書いていなかったので、助かりました!!ありがとうございます!

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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:09:06