健康用語WEB事典

尿素窒素(urea nitrogen)

尿素に含まれる窒素のこと。腎不全など、糸球体の濾過機能が低下すると血中に増加する。*1

尿に含まれる尿素窒素(尿中尿素窒素)は尿検査血液中に含まれる尿素窒素(血中尿素窒素BUN)は血液検査の項目で、腎臓の健康状態を表す指標のひとつである。

尿素窒素値は、食事の蛋白からの代謝産物であり、筋肉から作られる老廃物であるクレアチニン値と異なり、食事の影響を受けます。尿素窒素 / クレアチニン比は、食事療法が適正であれば、10 以下です。*2

腎臓に問題がなくとも、タンパク質を摂りすぎたり消化管出血などで体内のタンパク質代謝が亢進すると増加する。*3

*12.高窒素血症(老廃物の増加) ~食欲はありますか?~: http://www.twmu.ac.jp/NEP/mansei-gappei/gappeishou-kouchisso.html
*2新潟大学腎医学医療センター 高窒素血症: http://www.med.niigata-u.ac.jp/cns/CKD-4.pdf
*3技術評論社 奈良信雄 知りたいサイエンス とっても気になる血液の科学(2010/1/5)

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このページの最終更新日時: 2018-05-19 (土) 09:23:21