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水の再吸収を阻害し、水のみを尿中に排泄させる利尿作用。*1
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水分子(2個の水素原子と1個の酸素原子からなる極性分子)が水素結合で繋がり集まったもの。水分とも。水分子同士の水素結合は繋がったり離れたりするため、これが水の流動性のもととなる。成人男性では体重の60%、成人女性では55%を占める。新生児では体重の70〜80%を占めるが、加齢とともにその量は減少し、高齢者では40〜50%となる。脂肪は筋肉に比べて保持できる水の量が少ない。体内では、細胞内外で物質を溶かす、浸透圧の調節を行う、体温を調節するなどの役割を持つ。大気圧においては4℃…
腎臓への血液量を増加させ、尿の生成を促す作用。カフェインやアルコール、テオフィリン、テオブロミン、マンニトールなどが持つ。逆に、ホルモンのバソプレシンは腎臓に働きかけ利尿を抑える。人為的な利尿作用を目的とした薬剤として利尿薬がある。利尿薬は、ナトリウムと水の排泄増加によって、体液貯留(浮腫)を改善させる。慢性腎臓病(CKD)では、ネフローゼ症候群などの浮腫の改善、腎機能低下に伴う体液量の増加や血圧の上昇の軽減を目的として使用される。-水利尿-浸透圧利尿--ナトリウム利尿
尿の量が異常に増えること。1日の尿量が3L以上の状態。尿崩症や糖尿病、腎臓病などで見られる。水分が多いものは水利尿、溶質が多いものは浸透圧利尿と呼ばれる。
体内から余分な水分や老廃物を排出するために腎臓で作られる無色から黄色を呈す液体。正常な場合のpHは6.0の弱アルカリ性。原尿のうち再吸収されなかった分が排泄される。正常であれば、尿の量は1回の排尿につき200〜400mlで、回数は1日あたり5〜7回、計1.0〜1.5リットルが体から排泄される。尿の黄色はウロビリンによるもの。水分を多く摂取すると尿の色は薄くなり、逆に水分摂取量が少ないと濃くなる。発汗が多い場合は尿の量は少なくなる。尿に糖やタンパク質が多く含まれると、排尿の際に…
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