健康用語WEB事典

活性窒素(reactive nitrogen)

窒素ガス(N2)以外の形となった窒素のこと。活性窒素に分類される物質を活性窒素種RNS)と呼ぶ。

活性酸素と同様に細胞に傷害を与えるものもあり、特にそれらのことを指す場合もある。*1

活性窒素種

活性窒素とは、窒素分子以外の形になった窒素のことをいう。活性窒素には、生物に直接利用されるアンモニア硝酸態窒素などのほか、窒素酸化物亜酸化窒素尿素タンパク質核酸なども含まれる。このため、窒素は環境中で様々な形態に変化しながら地球規模で循環している。人為起源の活性窒素は、主に工業的なアンモニア合成(窒素肥料が主な用途)、作物による窒素固定化石燃料?の燃焼によって生成されている。*2

*1植物色素ベタレインの活性窒素消去能と植物組織内での機能性に関する研究 生命分子化学講座 生態化学分野 前田麻起子: http://www.agr.hokudai.ac.jp/gs/master/2009/09021601.pdf
*2横浜国立大学 国際貿易が引き起こす窒素汚染の実態を解明 窒素による地球環境汚染、日本は輸入の影響が突出: http://www.ynu.ac.jp/img/news/id-15185-jp.pdf

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このページの最終更新日時: 2018-04-30 (月) 08:47:24