健康用語WEB事典

疎水性アミノ酸(hydrophobic amino acid)

疎水性である以下の8種類のアミノ酸。極性を持たないため、非極性アミノ酸とも。*1

場合によってはグリシンが疎水性アミノ酸に分類されることがある。*2

D体L体の違いは疎水性にはほとんど影響しない。*3

球体のタンパク質においては内部に存在し、疎水性相互作用によってその立体構造の安定化に貢献する。膜タンパク質細胞膜を貫通する部分(αヘリックス)のアミノ酸残基はほとんどが疎水性アミノ酸で構成される。*4*5

*1名古屋大学シンクロトロン光研究センター 生体分子構造論スライド: http://www.nusrc.nagoya-u.ac.jp/WatanabeLab/Lectures/BioMolStruct/BioMolStruct_3.pdf
*2京都大学 化学研究所 バイオインフォマティクスセンター 教授 阿久津達也 ゲノム統合データベースからの知識発見: http://www.bic.kyoto-u.ac.jp/takutsu/members/takutsu/kast.ppt
*3KAKEN — 研究課題をさがす | 疎水性アミノ酸の分子構造と疎水性水和効果の解析 (KAKENHI-PROJECT-24500949): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-24500949/
*4北海道医療大学 ペプチド,タンパク質の高次構造: http://www.hoku-iryo-u.ac.jp/~onishi/18-3.pdf
*5福岡大学 理学部 機能生物科学研究室 タンパク質は生命を支える物質である: http://www.sc.fukuoka-u.ac.jp/~bc1/Biochem/biochem4.htm

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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:10:20