健康用語WEB事典

筋紡錘(muscle spindle)

骨格筋錘外筋)内にその筋線維と並行する形で存在し、長さの変化を感知する受容体。全長6〜8mmで結合組織による膜で包まれている。*1

筋肉がどれだけ長くなったかを感知し、伸張反射として同じ筋肉運動ニューロンに興奮性の入力を送る。また、拮抗運動ニューロン相反抑制?で抑制性の入力を送る。*2

筋紡錘の中には10~12本の錘内筋が存在する。錘内筋線維の両端は結合組織を介して錘外筋線維と連絡している。*3

筋紡錘の感度はγ運動ニューロンにより遠心性の調節を受ける。

タグ: 筋肉 筋繊維 受容体 神経 運動

*1東邦大学 医学部 「運動器(筋・骨格)系」: http://www.lab2.toho-u.ac.jp/med/physi1/motor/motor17,18/motor17,18.html
*2運動指令信号と感覚信号が統合されて運動が作り出される過程を発見-中枢神経系と末梢神経系の大規模神経活動記録から明らかに- | 京都大学: https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2022-11-24-0
*3中枢神経の障害(2) 筋の痙縮と共同運動 豊倉穣: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspo1985/15/3/15_3_257/_pdf

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このページの最終更新日時: 2022-11-30 (水) 12:45:09