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膜タンパク質のうち、細胞膜を貫通している部分(ドメイン)のこと。膜貫通領域とも。
細胞内ドメインと細胞外ドメインの間。
関連する用語
細胞膜を貫通する形で細胞膜に結合しているムチン。細胞外ドメイン、膜貫通ドメイン、細胞内ドメインを持つ。-MUC1-MUC3-MUC4-MUC12-MUC16
細胞や細胞小器官を包む生体膜の膜上または膜内で働くタンパク質の総称。細胞膜の重量の約半分を占める。生体膜に埋まっているものを内在性膜タンパク質、膜表面に結合しているものを表在性膜タンパク質と区別する。生体膜には流動性があるため、膜タンパク質は生体膜の中を自由に移動することができる。膜タンパク質の中には、生体膜を貫通するように埋め込まれているもの(膜貫通タンパク質)があり、それによって生体膜を通り抜けることができない必要な物質を通すことができる。貫通部分のアミノ酸は疎水性アミノ…
すべての生物の細胞を包む脂質が主成分の二重の膜(脂質二重膜)。生体膜のひとつ。形質膜や原形質膜とも呼ばれる。細胞膜の主な構成要素はリン脂質やステロールを始めとする脂質だが、生物の種類や細胞小器官によってその組成は異なる。最も多い成分はホスファチジルコリン(レシチン)。ホスファチジルコリンやスフィンゴミエリンは細胞膜の外側に多く、ホスファチジルエタノールアミンやホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトールなどは細胞質側に多い。細胞膜の厚さは、リン脂質が持つ脂肪酸の飽和度(二…
EGFRの遺伝子と類似の構造を有するがん遺伝子から発現するタンパク質。ヒト上皮増殖因子受容体関連2。neuやc-erbB-2とも。HER2は細胞外ドメイン、膜貫通ドメイン、チロシンキナーゼ活性を有する細胞内ドメインから構成されている。乳がんや膀胱がん、卵巣がんの患者の約30%で過剰な発現が報告されている。これの細胞外ドメインに増殖因子が結合することで細胞が増殖する。
細胞膜を貫通する膜タンパク質において、細胞内に存在するドメインのこと。これに対し、細胞外に出ているドメインは細胞外ドメインと呼ばれる。
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