最近更新された用語
DNA超らせんのひとつ。正の超らせんの逆に拗じられた状態。
関連する用語
DNA超らせんのひとつ。螺旋構造を持つ二本鎖DNAがさらに巻かれた状態。DNAヘリカーゼやⅠ型トポイソメラーゼなどが二本鎖DNAを切断して連結させることによって解消される。また、トポイソメラーゼは正の超らせんあるいは弛緩したDNAを、二重鎖切断を一時的に作ることにより負の超らせんへと変換する。両端を固定化したねじれたひもの真ん中を引っ張ってほどいたときのことをイメージしてみよう。解かれるに従って両側のねじれはどうなるだろうか。巻き過ぎの状態,すなわち,正の超らせんが生じること…
DNAの複製や転写においては、二本鎖DNAの一部が巻き戻され一本鎖になる必要があるが、長いDNAは末端が固定化されていると見なせるので、この巻き戻しによって二本鎖部分がさらに巻かれた状態になる。このように二重螺旋を形成する二本鎖DNAが自身の螺旋軸の周りで捻じれ、二本鎖DNAがさらにコイル状になった構造をDNA超らせんと呼ぶ。DNAスーパーコイルとも。DNA超らせんができると、一度ほどいたDNAを再び巻き戻そうとする張力が発生する。トポイソメラーゼやSmac5/6複合体などは…
DNA二本鎖を切り離し、鎖を回転させた後、切れ目を閉じることによって複製フォーク前方の正の超らせんを解消するⅡ型トポイソメラーゼ。DNAの複製開始から終了直後まで関与し、DNAの複製に必須なタンパク質。キノロン系の抗菌薬によって阻害される。Ⅱ型トポイソメラーゼの一つであるDNAジャイレースは、DNAに負の超らせんを導入することで複製や転写の際に生じる正の超らせんを解消する役割を担うが、この負の超らせん化の際にはDNAジャイレースによってDNAの切断、ねじれの導入、再結合が繰り…
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。