健康用語WEB事典

赤色骨髄(red bone marrow)

血球の産生(造血)を行う骨髄赤血球などが多いため見た目が赤い。赤色髄とも。

幼児骨髄は全て赤色骨髄であるが、加齢によって血球産生能力は衰えて造血できなくなると黄色骨髄に変化する。

成人で主として体幹頭蓋骨椎骨胸骨肋骨)および上肢帯下肢帯寛骨など)と上肢下肢では上腕骨大腿骨海綿質の近位端に限られる。*1

例外的に、長骨の骨端や短骨扁平骨不規則骨骨髄は生涯赤色骨髓のままであるとされる。*2

造血を行っている(または十分な造血能力を持つ)骨髄造血細胞が多いので、赤く見える。… 加齢とともに、多くの骨髄黄色骨髄に変わるが、胸骨腸骨大腿骨などでは、赤色骨髄のままである。*3

*1Terminologia Anatomica(TA)に基づく解剖学: http://www.anatomy.med.keio.ac.jp/funatoka/anatomy/TA(html)/A13_1_01_001.html
*2慶應義塾大学医学部解剖学教室内 船戸和弥 Terminologia Anatomica(TA)に基づく解剖学: http://cal.med.keio.ac.jp/ta/A02_0_00_040.html
*3関西医科大学 組織学総論・講義 造血組織(造血の場と骨髄): http://www3.kmu.ac.jp/anat1/old/edu/histology/general/blood/bonemarrow.html

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このページの最終更新日時: 2019-07-24 (水) 12:42:30